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【身体からの危険信号!】少し動いただけでくる「息苦しさ」の原因と対処法

【身体からの危険信号!】少し動いただけでくる「息苦しさ」の原因と対処法

 

新型コロナウイルスの感染が再び拡大している状況で、毎日不安に感じている方も少なくありません。そんな中、「少し動いただけで息苦しい」「この息苦しさは、何か病気の兆候……?」など、気になっている方も多いのではないでしょうか。

息苦しさは日常的に感じやすい症状でもあるため、「大丈夫だろう」と甘くみてそのまま放置してしまいがちです。しかし、「息苦しい」という症状には、運動不足をはじめさまざまな原因がありますが、重大な病気のサインである可能性も。

今回は、息苦しさを感じている方や運動不足が気になっている方に向けて、その原因と自分でできる対処法をお伝えします。

 

息苦しさとは

「少し動いただけで息苦しい」は、人それぞれ感じ方は違いますが、一体どのような状態を指すのでしょうか。また、緊急度の高い「息苦しさ」の見分け方やその対処法もお伝えします。

「息苦しい」とはどのような状態?

「息が苦しい」「呼吸がしづらい」などの症状は、医学用語では「呼吸困難」と呼ばれています。
「息が苦しい」という症状にはさまざまな表現の仕方がありますが、呼吸困難の自覚症状には、次のようなものがあります。

  • 少し動いただけで息苦しさを感じる
  • 空気が足りないと感じる
  • もっと息を吸いたいのに吸えない
  • 十分に吐けない
  • 肩を上げ下げしなければ呼吸ができない

詳細なメカニズムはわかっていませんが、私たちの体内から「酸素が足りない」という情報が脳へ送られ、呼吸をつかさどる筋肉に「もっと呼吸をしなさい」という指令を出し、息苦しさが生じるといわれています。

 

MRC息切れスケール

呼吸困難の程度の指標として、MRC息切れスケール(Medical Research Council dyspnea scale)があります。
息切れの程度にはGrade0からGrade5までのスケールがあります。

出典:https://www.kango-roo.com/ki/image_1766/

病院の受診をすすめる目安としてはGrade2以上となっています。

 

息苦しさが気になったら早めのを受診を

息苦しさの多くは、楽な姿勢になって安静にすることで自然におさまります。しかし、安静にしていても息苦しさを感じるような場合や、日常の何気ない動作でも息苦しいときには、かかりつけの病院や内科、呼吸器科、循環器科で診察を受けましょう。

息苦しさを感じる原因が生理的なものなのか、病気によるもので治療が必要なのかをきちんと把握することが大切です。

 

少し動いただけで息苦しい!考えられる原因

息苦しさの原因は、身体的なものから精神的なもの、病気によるものなどさまざまです。ここでは息苦しさを引き起こすと考えられる、4つの原因をお伝えします。

① 肺や心臓の病気

病的な原因として、肺や心臓の病気の可能性が指摘されます。心臓に原因があれば、心不全、狭心症や心筋梗塞などの可能性が疑われます。



肺は血液中に酸素を取り込む機能を持っているため、肺の病気のために肺がうまく機能しないと息苦しさを感じます。近年、喫煙などが原因で増加している慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺気腫、肺がんなども息苦しさが現れやすい肺の病気です。

下記の記事では、呼吸機能をみる指標である肺活量や、肺年齢についてもくわしく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

運動により肺活量の増加が期待できる?《肺活量を高める方法もご紹介》

 

② こころの病気

こころの病気でも息苦しさを感じることがあり、以下のようなものが挙げられます。

  • パニック障害
  • 過換気症候群
  • 自律神経失調症

これらは息苦しさを引き起こす「ストレス性の病気」です。

こころの病気である場合、精密検査などで異常は見つかりません。「こころの病気かな?」と思ったときには、精神科、心療内科、メンタルクリニックなどを受診することをおすすめします。

 

③ 女性ホルモンの影響

女性ホルモンの影響によって、息苦しさを感じることがあります。

例えば、閉経前後の約10年間を指す更年期を迎えると、女性ホルモンの急激な減少によって自律神経のバランスが崩れます。自律神経は、呼吸などをコントロールしているため、息苦しさや動悸、身体のほてり、頭痛、イライラ、めまい、肩こりなど、心と体にさまざまなトラブルが生じます。

また、妊娠期にある女性も、女性ホルモンが多く分泌されるため、自律神経のバランスが乱れやすくなります。個人差はありますが、息苦しさのほかにも、吐き気、貧血、便秘などの症状が現れることがあります。

 

④ 加齢や運動不足による呼吸筋の衰え

呼吸に関わる筋肉である呼吸筋は加齢とともに自然と衰えます。また、運動不足によって筋力が低下すると、呼吸機能も衰えます。そのため、少し動いただけでも息苦しい、息切れしてしまうという場合は、加齢や運動不足による筋力低下かもしれません。

運動不足による息切れの予防法については、下記の記事でもくわしくお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【すぐ息切れするのは運動不足?】息切れの原因と予防法を解説

 

自分でできる対処法

「息苦しさ」を感じることなく日常生活を送るために、日ごろからどのようなことを心がけたらよいのでしょうか。ここでは自分でできる3つの対処法をお伝えします。

① 深い呼吸を習慣づけよう

深い呼吸とは、横隔膜をはじめとする呼吸をするときに必要な筋肉である「呼吸筋」をしっかり使った呼吸のことです。息を吸った時にお腹を膨らませる腹式呼吸をイメージし、日ごろから深い呼吸を行うようにしましょう。



深い呼吸を行うことのメリットや、深い呼吸を行うためのトレーニングについては、下記の記事でくわしくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

「深い呼吸」をするメリットとは?簡単なトレーニングから挑戦してみよう!

 

② 生活の中で自律神経を整えよう

規則正しい生活リズムを心がけ、自律神経を整えましょう。例えば、早寝早起きを習慣づけ、朝起きたらカーテンを開けて陽の光を浴びることで身体を活動モードへ切り替えることができます。

また、夜はシャワーで済ませるだけでなく湯船に浸かるなど、リラックスできる環境を作ることを心がけましょう。スマホなどの強い光は、身体を活発化してしまうため、寝室にスマホを持ち込まないなどの対策をおすすめします。

自律神経のバランスを整える方法は下記の記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

呼吸方法を変えて自律神経バランスを整えよう!【医師が詳しく解説!】

 

③ 呼吸に関わる筋肉を鍛えよう

人間が生命を維持するために呼吸はなくてはならない動作ですが、この呼吸をつかさどる筋肉が呼吸筋です。呼吸筋を鍛えることで、身体の中に効率よく酸素を取り込むことができ、息苦しさを軽減できます。

こちらの記事では、呼吸筋のトレーニングについてさまざまな方法をお伝えしていますので、合わせてご覧ください。

呼吸筋を鍛えるためのトレーニング方法はどのようなものか? 呼吸筋を鍛えるために、何か器具は必要?

 

息苦しさを見過ごさず、適切な対処を行おう

人間は1日に2万回の呼吸を行なっているといわれ、呼吸が苦しいと日常のさまざまな場面で支障をきたします。そして「少し動いただけで息苦しい」という症状の裏には、何らかの病気の可能性や、ホルモンの影響、呼吸筋の衰えなどさまざまな原因が考えられます。

特に息苦しさのほかにも動悸や冷や汗、めまいなどほかの症状を伴う場合は、病気の兆候である可能性が高くなるため、早めの受診をおすすめします。

息苦しさを甘く見ず、その症状が生理的なものなのか、病気のサインであるのか見極め、適切な対処を行いましょう。

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