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【運動後に息を吸うと胸が痛いのはなぜ?】その原因と5つの予防法

【運動後に息を吸うと胸が痛いのはなぜ?】その原因と5つの予防法

 

急に身体を動かしたときや、寒い冬場、外に出たときなど「運動後に息を吸うと胸が痛い」という経験をしたことのある方は少なくないはず。胸の痛みはよくあること、と気に留めないときもあれば、これまで感じたことのないような胸の痛みが続いて不安に思うときもあります。

そんなときも落ち着いて対処できるよう、考えられる原因と対処法をお伝えします。また、胸の痛みを引き起こさず快適に運動を行えるよう、予防法もお伝えしますので、快適にスポーツを続けて行きたい方はぜひ参考にしてください。

 

そもそも「運動後に息を吸うと胸が痛い」ってどういうこと?

「運動後に息を吸うと胸が痛い」という症状はどのようなものがあるのでしょうか。個人の感じ方に差はありますが、表現の一例や問診内容についてもお伝えします。

「胸が痛い」の種類はいろいろ

「胸が痛い」という症状は、個人によって表現が異なりますが、下記のような場合を指します。

  • 息を吸うと痛みが出る
  • 胸に強い痛みや違和感を感じる
  • 胸の痛みが持続する

これらの胸の痛みが心配のないものなのか、病院での治療が必要なものなのか特定するためには、問診が必要となります。問診で聞かれるのは以下のような内容です。

  1. どのように痛むのか
  2. どこが痛いのか
  3. 痛みの頻度、持続時間
  4. どのようなときに痛むのか
  5. ほかに症状がないか

日ごろから胸の痛みを感じている場合は、問診に必要な情報をメモして伝えるようにしましょう。

 

激しい胸の痛みは、病院で診察を

一時的な痛みであれば、多くの場合、心配ないと考えられていますが、胸の痛みが10分以上続く場合や、痛みにともなって息苦しさや吐き気、めまいなどがほかの症状が起きたときは、命に関わる危険な発作であることがあります。

早急にかかりつけの病院や、循環器科、呼吸器科、心臓血管外科など医療機関を受診しましょう。

 

胸の痛みをともなう疾患

「胸が痛い」と感じる原因はさまざまですが、ここでは胸の痛みをともなう疾患の一例をご紹介します。特に治療が必要なく自然に軽快するものから、一刻を争う疾患までありますので参考にしてください。

胸痛症候群

「胸の痛み」を訴える方のなかでもっとも多いのが、この胸痛症候群。原因不明の胸の痛みが胸痛症候群に分類されます。

特に成長期、思春期の若い世代によくみられ、日が経つにつれて自然に快復していくことが特徴です。そのため特に治療の必要はなく、多くの場合は筋肉や骨格の成長にともなう痛みであろうと考えられています。

 

運動誘発喘息

運動誘発性喘息は、ランニングなどの運動したときに起こる、ぜん息発作です。空気が冷たく乾燥していると運動誘発性喘息が起きやすいため、冬場に起きやすい発作ともいわれています。

運動したときに、胸の痛みとともなって起こることの多い息切れや息苦しさについては、こちらの記事でもくわしく解説していますので、合わせてご覧ください。

【すぐ息切れするのは運動不足?】息切れの原因と予防法を解説

【身体からの危険信号!】少し動いただけでくる「息苦しさ」の原因と対処法

 

狭心症

体を動かしたり、寒いところへ出たりしたときに胸が痛む場合、狭心症の可能性があります。狭心症は、心臓に酸素を供給する血管の一部が狭くなり、そこから先に血液が十分に送れず、酸欠となって痛みを引き起こします。

狭心症は、命に関わる病気ではありませんが、病気が進行して心筋梗塞になると突然死の危険もあります。

 

心筋梗塞

胸の痛みで真っ先に「怖い」と思うのが、この心筋梗塞です。心筋梗塞は、とにかく痛みが激しいことが特徴で、持続時間も30分以上と長く続く場合が多いようです。

胸の痛みのほかに、冷や汗や動悸、めまい、吐き気などもともない、意識を失って死にいたる場合もあるため、すぐに救急車を呼ぶなど早急な対応が必要です。

 

気胸

気胸は、肺に穴が開いてしまった状態で肺が急速に縮む疾患です。胸の痛みと呼吸困難をともない、20代前後、60歳代のやせ型の男性に多くみられます。

 

精神的ストレスなども原因に

疾患以外にも精神的なストレスや、睡眠不足、疲労なども、胸の痛みを引き起こす一因となります。

 

胸の痛みの予防する5つの方法

それでは、胸の痛みを予防するためにはどのような方法があるのでしょうか。ここでは自分で取り組むことのできる5つの方法をご紹介します。

ウォーミングアップを行う

胸の痛みを予防するには、運動を行う前にウォーミングアップを念入りに行うことが大切です。身体が準備不足のまま激しい運動を行うと、心臓の筋肉は一時的に酸素不足となり、胸の痛みを引き起こす要因となります。

 

軽い運動を習慣に

日ごろからウォーキングなど軽い運動をすることを習慣づけましょう。適度な運度は、血液の循環を促し、心臓への負担を軽くするといわれています。

適度な運動を続けることで、内臓脂肪の減少や筋肉量の増加も期待できます。軽い運動でかまいませんので、続けることが大切です。

呼吸機能の指標である肺活量と運動習慣の関係については、こちらの記事でもくわしくご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

運動により肺活量の増加が期待できる?《肺活量を高める方法もご紹介》

 

バランスのとれた食事を

日ごろから栄養バランスのとれた食事を心がけ、食事はゆっくり、よく噛んで食べるようにしましょう。塩分、脂肪、糖分のとりすぎや、乱れた食生活は、胸の痛みを引き起こす動脈硬化に繋がっていくといわれています。

 

喫煙を避ける

タバコの煙に含まれるニコチンやタールは、心臓や肺に負担をかけるため、喫煙は極力避けましょう。

 

ストレスを溜め込まない

先述したように、ストレスや疲労も胸の痛みを引き起こす一因といわれています。ストレスや疲労を溜め込まないように、心にゆとりをもって行動したり、リラックスできる時間を持ったりすることが大切です。

こちら記事では、ストレスを軽減し、心を落ち着ける方法としてマインドフルネス呼吸をご紹介しています。合わせてぜひご覧ください。

心を整える「マインドフルネス呼吸」その効果とは?

 

胸が痛くなる前に予防を心がけよう

胸の痛みのほとんどは一時的なもので、安静にしていれば自然に回復することが多いです。しかし、これまでに感じたことにないような強烈な痛みが続いたり、嘔吐やめまいなどほかの症状も現われたりした場合には、すぐに病院で診察を受けましょう。

また今回ご紹介したような予防法を日常生活で意識することで、運動後の胸の痛みを軽減することができます。日ごろから予防法を心がけ、スポーツが身近にある生活を楽しみましょう。

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