心の健康
呼吸と心は、密接に関係しています。私たちは心理的な健康と身体的な健康を別々のものとして捉えがちですが、両者は深く関連しています。
心の健康
呼吸と心は、密接に関係しています。私たちは心理的な健康と身体的な健康を別々のものとして捉えがちですが、両者は深く関連しています。
シンプルで自然に心の健康を保つ
長い人生のどこかで心の健康の問題につきあたることもあるでしょう。自分自身でこの課題に取り組み、解決に向けた行動をとれることには意味があります。私たちは習慣の中で生活しています。自らの習慣の構造を見れば、正負の両側からパターンを認識することができます。
変化を促し、人生に前向きさをもたらす方法はたくさんあることを理解しましょう。最も重要なことは、パターンや習慣を変えようとするとき、一貫性をもって実行したり、内面をつなぎ直したり、直観的に行動したりする必要があるということです。
自らの価値:
自分がどんな人物で、何をしているのかに誇りを持ち、前向きに考えましょう。自らに対して前向きなイメージを持つことは、あなたの気持ちに強い影響を与えます。
今を大事に:
複数の仕事を同時に抱え過ぎないようにし、その瞬間に重要なことに集中します。もし迷い始めたら、それは自然なことなので受け入れて、ゆっくりと息を吐いて、目の前の最もやるべきことに集中しましょう。
エクササイズ:
運動すると体内でエンドルフィンなどの「脳内物質」が生成され、心身リラックスを促し、気分を高めてくれます。運動が心の健康を向上させる強力なツールであるのはこのためです。そこで、毎日の習慣にエクササイズを加えてみましょう。例えば、ヨガのクラスに参加する、毎日ウォーキングをする、プールで泳ぐなどです。
良質な栄養:
オメガ3脂肪酸を多く含む食品、クルミ、亜麻仁、冷水魚などを食べるようにしましょう。
よい睡眠:
睡眠不足は機嫌の悪さを助長し、心の健康に悪影響を及ぼします。1日に7~9時間の睡眠をとることが推奨されています。寝る場所を仕事場に変えないこと、寝る部屋をできるだけ暗くすることなど、メリハリをつけましょう。
呼吸とメンタルヘルス
呼吸とメンタルヘルスは、深いつながりがあります。心理的な健康と身体的な健康はそれぞれ別のものとしてとらえがちですが、両者は深く結びついているのです。
自覚しているかどうかにかかわらず、心の状態は身体に影響を与えます(逆もまた然りです)。この2つの密接な関係を示す、興味深いモデルがたくさんあります。
顔の表情とフィードバックという概念全体は、筋肉の収縮などの物理的な影響を体が受け、それを感情的な反応に変換していることを意味しています。
人が泣きそうになったとき、あるいはパニック発作のときに呼吸が速くなったり浅くなったりして、呼吸のパターンがどのように乱れるかを考えてみてください。不安な状態から解放されるために、意図的に呼吸を落ち着かせ、副交感神経優位に戻す練習をすることが有効であることが知られています。
意識的な呼吸は、呼吸の力と影響を新しいレベルに引き上げ、心身のリラックスとウェルビーング(一般的な幸福感)の向上をもたらします。
呼吸法を実践することで、思考や感情の自分の内面とつながることができるようになります。このつながりは、あなたの人生の選択に対する洞察を与えてくれます。このような洞察により、様々な課題に対処し、充実した前向きな人生を歩み始めることができるのです。
呼吸法およびエアロフィットでできること
その他、呼吸法のよい側面は以下の通りです。
- 心身のリラックス
- アンガーマネジメントの補助
- 抑圧された感情を解放する
- 悲しみを和らげる
- 免疫力を高める などなど
エアロフィットは、このようなつながりを手軽な方法でお手伝いをします。エアロフィットは、使いやすいアプリであなたをガイドし、呼吸トレーニングの結果に応じて即座にフィードバックします。アプリ内のモジュールは、長年の専門知識と学術的知見に基づき、呼吸分野のオピニオンリーダーによって設計されています。今日から新しい、前向きな習慣を始めてみませんか。
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ショーン・コークリー
呼吸パフォーマンスコーチ
25年以上の呼吸トレーニングの経験があり、栄養科学と疫学の科学的なバックグラウンドをもつ。