知っておきたい呼吸筋トレーニングの知識

呼吸筋はどんなときに疲労する?その原因と対策とは

呼吸筋はどんなときに疲労する?その原因と対策とは

人間が生きてる限り使うことになる筋肉の一つが、呼吸をつかさどる呼吸筋です。一日に人は2万回ほど呼吸をするといわれますが、起きている時はもちろん寝ているときも、呼吸筋は動き続けているのです。 そんな働き者の呼吸筋ですが、思わぬきっかけで筋疲労を起こしてしまうことがあります。この記事では呼吸筋の疲労の原因と回復方法をご紹介いたします。   呼吸筋も疲労する? 呼吸筋があるのは胸部や腹部を中心にした上半身です。とはいえ実際には上半身全体の筋肉が、何らかの形で呼吸に関係した筋肉となっています。 これらの呼吸筋も筋肉である以上、疲労することもあります。この章では呼吸筋が疲労するという状態について検証します。 ①筋肉が疲労する、とはどのような状態なのか。 呼吸筋に限らず、筋肉が疲労すると、筋肉痛などの症状が現れます。一般的には筋肉が引き伸ばされて大きな力を出す動きを繰り返した結果、筋肉中に乳酸が蓄積されてしまったり筋肉が炎症を起こした状態を、筋肉が疲労した状態ということができます。 例えば思い切り声を出して笑いすぎた翌日などに腹筋のあたりが筋肉痛で痛くなることがありますね。そんな時は呼吸筋が疲労している状態と言うことができます。 ②呼吸筋の疲労とは、体のどの筋肉の疲労なのか。 呼吸筋があるのは主に上半身。特に胸部と腹部に呼吸筋があります。また胸から首にかけてに加えて方のあたりにも呼吸筋があります。胸部には肋骨あたりに内肋間筋と外肋間筋、その2つの筋肉の下に横隔膜という筋肉があります。 腹部には外腹斜筋と内腹斜筋、そして腹直筋があり、主に息を吐くときにこれら腹部の筋肉が使われます。胸から首そして肩にかけては斜角筋や暴走金があり、こちらは息を吸うときに動く筋肉です。 このような場所にある筋肉が痛くなったり、筋肉痛になったりしたら、呼吸筋が疲労したものと考えても良いでしょう。 ③どんなときに、呼吸筋は疲労するのか。 呼吸筋も筋肉である以上、疲労することもあります。呼吸筋が疲労するのは主に肺炎や慢性気管支炎・インフルエンザなど強烈な咳をともなう病気をしたとき、そしてストレスなどで呼吸筋の動きが鈍くなったときなどです。 また、例えば胸や背中を強く打ったときなどに一瞬呼吸が止まることがあります。のように呼吸筋のある場所が外部から何らかの衝撃を受けて怪我をしたときなどにも、呼吸筋は炎症を起こし、疲労することがあります。   呼吸筋が疲労したら、体にどんな変化が起こるのか 呼吸筋が疲労すると、どのような症状が体に現れることになるのでしょうか。 ①呼吸がしにくくなる。呼吸が荒くなる。 まず、最初の症状として、呼吸筋が疲労すると、意識せずに呼吸をすることが難しくなります。つまり、呼吸をするときに自分で意識して深く息を吸ったり吐いたりすることで、やっと呼吸ができている状態になります。 深く呼吸をするようになると、主に腹部にある呼吸筋が積極的に働くようになりますが、意識せずに自然に呼吸しているときなどは胸部の呼吸筋が主に動きます。つまり、意識して深い呼吸をしているときには、腹部の呼吸筋を中心に使っているため、その部分の呼吸筋が一層疲労しやすくなるのです。 ②体中に酸素が行き渡らなくなる。 呼吸筋が疲労し、呼吸が荒くなると、体の中に必要な酸素が行き渡るのが難しくなります。 体の中の酸素の量が減ると、まず、持久力がなくなり、長い間歩いたり動き続けることがしんどく感じるようになってきます。いわゆる「スタミナ(あるいは体力)がない」という状態になり、頻繁に休憩をとらないと動くことが難しくなります。 また、体の中の酸素量が減ると血液の流れが悪くなります。そのため、冷え性や肩こりに悩むことも多くなりますし、顔色も悪くなる人も多いです。 ③脳が酸欠になる。 体の中の酸素の量が減ると、当然脳に行き渡る酸素の量も減ることになります。実は体の中で最も多くの酸素を消費する器官が、脳なのです。そのため酸欠は人間の脳の働きにも影響を与えます。 集中力がなくなり、注意力が散漫になりますし、記憶力が減退する場合もあります。また、脳が酸欠になると脳内の血管が膨張します。するとその膨張した血管の近辺にある神経が刺激されることになり、目がチカチカしたり激しい頭痛に苦しむ人がいたりします(これが酸欠で頭が痛くなる原因です)。このように呼吸筋の疲労により体や脳に様々な悪影響が出てしまう可能性があるのです。  ...

呼吸筋はどんなときに疲労する?その原因と対策とは

人間が生きてる限り使うことになる筋肉の一つが、呼吸をつかさどる呼吸筋です。一日に人は2万回ほど呼吸をするといわれますが、起きている時はもちろん寝ているときも、呼吸筋は動き続けているのです。 そんな働き者の呼吸筋ですが、思わぬきっかけで筋疲労を起こしてしまうことがあります。この記事では呼吸筋の疲労の原因と回復方法をご紹介いたします。   呼吸筋も疲労する? 呼吸筋があるのは胸部や腹部を中心にした上半身です。とはいえ実際には上半身全体の筋肉が、何らかの形で呼吸に関係した筋肉となっています。 これらの呼吸筋も筋肉である以上、疲労することもあります。この章では呼吸筋が疲労するという状態について検証します。 ①筋肉が疲労する、とはどのような状態なのか。 呼吸筋に限らず、筋肉が疲労すると、筋肉痛などの症状が現れます。一般的には筋肉が引き伸ばされて大きな力を出す動きを繰り返した結果、筋肉中に乳酸が蓄積されてしまったり筋肉が炎症を起こした状態を、筋肉が疲労した状態ということができます。 例えば思い切り声を出して笑いすぎた翌日などに腹筋のあたりが筋肉痛で痛くなることがありますね。そんな時は呼吸筋が疲労している状態と言うことができます。 ②呼吸筋の疲労とは、体のどの筋肉の疲労なのか。 呼吸筋があるのは主に上半身。特に胸部と腹部に呼吸筋があります。また胸から首にかけてに加えて方のあたりにも呼吸筋があります。胸部には肋骨あたりに内肋間筋と外肋間筋、その2つの筋肉の下に横隔膜という筋肉があります。 腹部には外腹斜筋と内腹斜筋、そして腹直筋があり、主に息を吐くときにこれら腹部の筋肉が使われます。胸から首そして肩にかけては斜角筋や暴走金があり、こちらは息を吸うときに動く筋肉です。 このような場所にある筋肉が痛くなったり、筋肉痛になったりしたら、呼吸筋が疲労したものと考えても良いでしょう。 ③どんなときに、呼吸筋は疲労するのか。 呼吸筋も筋肉である以上、疲労することもあります。呼吸筋が疲労するのは主に肺炎や慢性気管支炎・インフルエンザなど強烈な咳をともなう病気をしたとき、そしてストレスなどで呼吸筋の動きが鈍くなったときなどです。 また、例えば胸や背中を強く打ったときなどに一瞬呼吸が止まることがあります。のように呼吸筋のある場所が外部から何らかの衝撃を受けて怪我をしたときなどにも、呼吸筋は炎症を起こし、疲労することがあります。   呼吸筋が疲労したら、体にどんな変化が起こるのか 呼吸筋が疲労すると、どのような症状が体に現れることになるのでしょうか。 ①呼吸がしにくくなる。呼吸が荒くなる。 まず、最初の症状として、呼吸筋が疲労すると、意識せずに呼吸をすることが難しくなります。つまり、呼吸をするときに自分で意識して深く息を吸ったり吐いたりすることで、やっと呼吸ができている状態になります。 深く呼吸をするようになると、主に腹部にある呼吸筋が積極的に働くようになりますが、意識せずに自然に呼吸しているときなどは胸部の呼吸筋が主に動きます。つまり、意識して深い呼吸をしているときには、腹部の呼吸筋を中心に使っているため、その部分の呼吸筋が一層疲労しやすくなるのです。 ②体中に酸素が行き渡らなくなる。 呼吸筋が疲労し、呼吸が荒くなると、体の中に必要な酸素が行き渡るのが難しくなります。 体の中の酸素の量が減ると、まず、持久力がなくなり、長い間歩いたり動き続けることがしんどく感じるようになってきます。いわゆる「スタミナ(あるいは体力)がない」という状態になり、頻繁に休憩をとらないと動くことが難しくなります。 また、体の中の酸素量が減ると血液の流れが悪くなります。そのため、冷え性や肩こりに悩むことも多くなりますし、顔色も悪くなる人も多いです。 ③脳が酸欠になる。 体の中の酸素の量が減ると、当然脳に行き渡る酸素の量も減ることになります。実は体の中で最も多くの酸素を消費する器官が、脳なのです。そのため酸欠は人間の脳の働きにも影響を与えます。 集中力がなくなり、注意力が散漫になりますし、記憶力が減退する場合もあります。また、脳が酸欠になると脳内の血管が膨張します。するとその膨張した血管の近辺にある神経が刺激されることになり、目がチカチカしたり激しい頭痛に苦しむ人がいたりします(これが酸欠で頭が痛くなる原因です)。このように呼吸筋の疲労により体や脳に様々な悪影響が出てしまう可能性があるのです。  ...

呼吸筋が弱くなるときってどんなとき? リハビリの方法はあるの?

呼吸筋が弱くなるときってどんなとき? リハビリの方法はあるの?

人間の呼吸をつかさどる筋肉群は、呼吸筋と呼ばれています。その名のとおり呼吸筋は筋肉群なので、何らかの理由で筋肉が使われなくなったりすると、その筋力は低下します。 また、加齢によっても呼吸筋の筋力が低下することもありえます。これらによって呼吸筋の筋力が弱くなると、人は呼吸がスムーズにできなくなり、かなり苦しい思いをすることに。しかし、リハビリをきちんとすることができれば、呼吸筋の働きを回復させることができるのです。 そこで、今回は呼吸筋が低下してしまった人のためのリハビリ方法を中心にご紹介いたします。   呼吸筋の筋力が低下する原因とは 呼吸筋の筋力が低下する主な理由はいくつかありますが、最もひんぱんに見られるものとしては、次のような原因があります。 ①加齢による筋力低下 呼吸筋も筋肉であるため、年を取ることにより筋力が低下します。特に横隔膜や内外肋間筋は、加齢による筋力の低下が最も見られやすい筋肉です。お年寄りはこれらの呼吸筋が弱くなることで息を吐き出すことが難しくなり、肺の空気の循環が不十分になりやすいのです。 加齢は人間であればどんな人でも遅かれ早かれ必ず向き合うことになる現象でですが、筋肉は日頃から注意して鍛えておくことで、その低下を最小限に留めることができます。そして呼吸筋もその例外ではありません。   ②病気による筋力低下 何らかの病気をしたことで、呼吸筋の筋力が低下する場合があります。例えば、筋萎縮性側索硬化症(通称ALSと呼ばれる)という病気は全身の筋肉がだんだん痩せていく病気ですが、この病気では呼吸筋も痩せて筋力がなくなります。 また、ALS以外にも肺気腫・慢性気管支炎・肺炎などの病気になったときでも、呼吸筋が低下します。また、様々な病気の治療で病院に入院した際に人工呼吸器を使用したりすると、呼吸筋の筋力が低下し、回復後にリハビリが必要になる場合があります。   ③ストレスによる筋力低下 また、ストレスが長い間かかった場合などにも、呼吸筋の筋力が低下することがあります。 というのも、通常人間は呼吸を無意識で行っており、交換神経が十分に働いているときには、呼吸時に横隔膜が活発に動くようになっています。しかし、体が何らかの精神的・肉体的ストレスが長い時間にさらされると、交感神経のバランスが崩れて副交感神経が活発に働き始めます。 副交感神経が働くと呼吸は胸部を主に使う「胸式呼吸」に切り替わります。そうすると横隔膜が使われなくなり、いわゆる「浅い呼吸」になりがちなのです。 「胸式呼吸」で取り入れることができる空気の量は「腹式呼吸」の約半分ほどといわれています。ストレスにより肺に入る酸素の量が減り、横隔膜等の腹部にある呼吸筋が使われなくり、その結果筋力が低下してしまうのです。   呼吸筋の筋力が低下すると、こんなことが起こる!! では、呼吸筋の筋力が低下すると、人間の体にはどのようなことが起こるのでしょうか。呼吸筋がうまく働くことができなくなると、次のようなことが起こると予想されます。 ①体に取り入れることができる酸素量が減る 呼吸筋がうまく働かない状態というのは、すなわち、呼吸がスムーズにできていないという状態です。呼吸がうまくできないと、体はいわゆる「酸欠」状態になります。 そのため、特にスポーツをしていないときでも、普通に歩くだけですぐに息が上がるようになりますし、特に階段や坂道を登るときにそうとうな息苦しさを感じるようになるでしょう。人によっては顔色が真っ青になってしまうかも知れません。   ②脳に酸素が行き渡らなくなる 人間の体の中で最もたくさんの酸素を消費する器官が脳です。そのため、呼吸筋の筋力が低下し体が酸欠状態になると、人間の脳にも様々な影響が現れることになります。 酸欠になると脳内の血管が拡張して、その周囲の神経を刺激することになります。これが「酸欠になると頭痛がする」ときの正体です。頭痛を抱えるというのは、人間にとってかなりのストレスになります。 また、脳が酸欠になると集中力が一気に低下するため、勉強や仕事をする人のパフォーマンスにも悪影響を与えることになりかねません。...

呼吸筋が弱くなるときってどんなとき? リハビリの方法はあるの?

人間の呼吸をつかさどる筋肉群は、呼吸筋と呼ばれています。その名のとおり呼吸筋は筋肉群なので、何らかの理由で筋肉が使われなくなったりすると、その筋力は低下します。 また、加齢によっても呼吸筋の筋力が低下することもありえます。これらによって呼吸筋の筋力が弱くなると、人は呼吸がスムーズにできなくなり、かなり苦しい思いをすることに。しかし、リハビリをきちんとすることができれば、呼吸筋の働きを回復させることができるのです。 そこで、今回は呼吸筋が低下してしまった人のためのリハビリ方法を中心にご紹介いたします。   呼吸筋の筋力が低下する原因とは 呼吸筋の筋力が低下する主な理由はいくつかありますが、最もひんぱんに見られるものとしては、次のような原因があります。 ①加齢による筋力低下 呼吸筋も筋肉であるため、年を取ることにより筋力が低下します。特に横隔膜や内外肋間筋は、加齢による筋力の低下が最も見られやすい筋肉です。お年寄りはこれらの呼吸筋が弱くなることで息を吐き出すことが難しくなり、肺の空気の循環が不十分になりやすいのです。 加齢は人間であればどんな人でも遅かれ早かれ必ず向き合うことになる現象でですが、筋肉は日頃から注意して鍛えておくことで、その低下を最小限に留めることができます。そして呼吸筋もその例外ではありません。   ②病気による筋力低下 何らかの病気をしたことで、呼吸筋の筋力が低下する場合があります。例えば、筋萎縮性側索硬化症(通称ALSと呼ばれる)という病気は全身の筋肉がだんだん痩せていく病気ですが、この病気では呼吸筋も痩せて筋力がなくなります。 また、ALS以外にも肺気腫・慢性気管支炎・肺炎などの病気になったときでも、呼吸筋が低下します。また、様々な病気の治療で病院に入院した際に人工呼吸器を使用したりすると、呼吸筋の筋力が低下し、回復後にリハビリが必要になる場合があります。   ③ストレスによる筋力低下 また、ストレスが長い間かかった場合などにも、呼吸筋の筋力が低下することがあります。 というのも、通常人間は呼吸を無意識で行っており、交換神経が十分に働いているときには、呼吸時に横隔膜が活発に動くようになっています。しかし、体が何らかの精神的・肉体的ストレスが長い時間にさらされると、交感神経のバランスが崩れて副交感神経が活発に働き始めます。 副交感神経が働くと呼吸は胸部を主に使う「胸式呼吸」に切り替わります。そうすると横隔膜が使われなくなり、いわゆる「浅い呼吸」になりがちなのです。 「胸式呼吸」で取り入れることができる空気の量は「腹式呼吸」の約半分ほどといわれています。ストレスにより肺に入る酸素の量が減り、横隔膜等の腹部にある呼吸筋が使われなくり、その結果筋力が低下してしまうのです。   呼吸筋の筋力が低下すると、こんなことが起こる!! では、呼吸筋の筋力が低下すると、人間の体にはどのようなことが起こるのでしょうか。呼吸筋がうまく働くことができなくなると、次のようなことが起こると予想されます。 ①体に取り入れることができる酸素量が減る 呼吸筋がうまく働かない状態というのは、すなわち、呼吸がスムーズにできていないという状態です。呼吸がうまくできないと、体はいわゆる「酸欠」状態になります。 そのため、特にスポーツをしていないときでも、普通に歩くだけですぐに息が上がるようになりますし、特に階段や坂道を登るときにそうとうな息苦しさを感じるようになるでしょう。人によっては顔色が真っ青になってしまうかも知れません。   ②脳に酸素が行き渡らなくなる 人間の体の中で最もたくさんの酸素を消費する器官が脳です。そのため、呼吸筋の筋力が低下し体が酸欠状態になると、人間の脳にも様々な影響が現れることになります。 酸欠になると脳内の血管が拡張して、その周囲の神経を刺激することになります。これが「酸欠になると頭痛がする」ときの正体です。頭痛を抱えるというのは、人間にとってかなりのストレスになります。 また、脳が酸欠になると集中力が一気に低下するため、勉強や仕事をする人のパフォーマンスにも悪影響を与えることになりかねません。...

呼吸筋はどこにある? 体の中にある呼吸筋の覚え方を紹介

呼吸筋はどこにある? 体の中にある呼吸筋の覚え方を紹介

人間は1日に2万回以上「呼吸」をするといわれます。呼吸をつかさどる体の器官はもちろん肺ですが、実は肺自体が動いて呼吸しているわけではありません。 つまり、肺を動かすたの筋肉が動くことで、肺が動き体内に空気が出たり入ったりするのです。そんな呼吸のために動く筋肉を呼吸筋といいます。 そこで今回の記事ではは、体の中にある呼吸筋の名前と位置、そしてそれらの覚え方までご紹介いたします。   呼吸筋はどこにある? 人間が呼吸をするときに、主に働く体の器官は肺です。確かに肺で空気の交換が行われるわけですが、実際に動くのは肺の周りにある筋肉です。 こうした呼吸をコントロールする筋肉群を「呼吸筋」といいます。主要な呼吸筋の名前と覚え方は、次のとおりです。 ①胸部(覚え方: 肺を動かす内外肋間と横隔膜) 胸の部分にある主な呼吸筋は内肋間筋と外肋間筋、そして横隔膜の3種類です。この3種類の筋肉は肺の位置する胸部の空間である「胸腔」を広げたり狭めたりする機能を持ちます。 そしてこの「胸腔」が広がったり狭くなったりすることに付随して、肺の中に空気を取り入れたり、肺から空気を吐き出すことができるのです。例えば猫背になると呼吸がしにくくなるのは、この胸部の筋肉がうまく働くことができなくなるためです。 ②腹部(覚え方:腹を凹ます内外腹斜と腹直筋) 腹部にある主な呼吸筋は内腹斜筋と外腹斜筋、そして腹直筋と呼ばれるものの3種類。よくトレーニングで行われる「腹筋運動(仰向けになり、膝を立てて上半身を起こす運動)」をすると痛くなるお腹の筋肉が、この3つの筋肉に相当します。 この腹部の呼吸筋は主に、息を吐き出すときに動く筋肉になります。思いっきり息を吐き出すとお腹の部分が凹みますが、この凹むお腹が内腹斜筋と外腹斜筋、そして腹直筋のある位置となります。ちなみに、腹部にはこの3つ以外にも呼吸筋があります。 ③首部(覚え方:吸うのは首の僧帽・斜角と胸鎖乳突筋) 実は胸より上の部分である首や肩のあたりにも呼吸筋があります。まず、肩から背中にかけて広がる僧帽筋や斜角筋、また鎖骨と頭をつなぐ首の筋肉である胸鎖乳突筋も呼吸するときに働きます。 この3つの筋肉は主に息を吸い込むときに動く筋肉で、いわゆる「肩こり」のときに緊張している筋肉群でもあります。つまり、肩こりに苦しむ人は、呼吸筋がうまく働いていない状態であるということもできるのです。   胸部にある呼吸筋( 肺を動かす内外肋間・横隔膜) 呼吸筋の中で最も重要な胸部の筋肉群である3種類の筋肉の位置情報や特徴は以下のようになります。 ①外肋間筋 外肋間筋は肋骨にある筋肉の一つです。実は肋骨には3種類の肋間筋があり、その中の一つがこの外肋間筋です。主に安静の呼吸に関わる筋肉で、外肋間筋が収縮すると肋骨が前上方に持ち上げられて、胸郭が拡がります。 その結果肺が広がり外気が肺の中に入ります。つまり、外肋間筋は息を吸うときに働く呼吸筋になります。 ②内肋間筋 内肋間筋は肋骨にある筋肉の一つです。実は肋骨には3種類の肋間筋があり、その中の一つがこの内肋間筋です。 外肋間筋の裏側に位置する筋肉で、運動したときなどに主に動く筋肉です。逆に安静時にはこの内肋間筋は動かない傾向にあります。 ③横隔膜 横隔膜は肋骨の下にあるドーム型をしており、膜と名前がついてはいますが筋肉の一部です。ちなみに焼き肉で「ハラミ」と呼ばれる部位がありますが、ハラミは牛の横隔膜にあたります。 横隔膜が下がることにより、胸郭のスペースが広がると同時に肺も大きくなり、外から外気が肺に入ります。また、横隔膜が上がると胸郭のスペースが狭まって肺自体も小さくなり、そして肺から空気が吐き出されます。...

呼吸筋はどこにある? 体の中にある呼吸筋の覚え方を紹介

人間は1日に2万回以上「呼吸」をするといわれます。呼吸をつかさどる体の器官はもちろん肺ですが、実は肺自体が動いて呼吸しているわけではありません。 つまり、肺を動かすたの筋肉が動くことで、肺が動き体内に空気が出たり入ったりするのです。そんな呼吸のために動く筋肉を呼吸筋といいます。 そこで今回の記事ではは、体の中にある呼吸筋の名前と位置、そしてそれらの覚え方までご紹介いたします。   呼吸筋はどこにある? 人間が呼吸をするときに、主に働く体の器官は肺です。確かに肺で空気の交換が行われるわけですが、実際に動くのは肺の周りにある筋肉です。 こうした呼吸をコントロールする筋肉群を「呼吸筋」といいます。主要な呼吸筋の名前と覚え方は、次のとおりです。 ①胸部(覚え方: 肺を動かす内外肋間と横隔膜) 胸の部分にある主な呼吸筋は内肋間筋と外肋間筋、そして横隔膜の3種類です。この3種類の筋肉は肺の位置する胸部の空間である「胸腔」を広げたり狭めたりする機能を持ちます。 そしてこの「胸腔」が広がったり狭くなったりすることに付随して、肺の中に空気を取り入れたり、肺から空気を吐き出すことができるのです。例えば猫背になると呼吸がしにくくなるのは、この胸部の筋肉がうまく働くことができなくなるためです。 ②腹部(覚え方:腹を凹ます内外腹斜と腹直筋) 腹部にある主な呼吸筋は内腹斜筋と外腹斜筋、そして腹直筋と呼ばれるものの3種類。よくトレーニングで行われる「腹筋運動(仰向けになり、膝を立てて上半身を起こす運動)」をすると痛くなるお腹の筋肉が、この3つの筋肉に相当します。 この腹部の呼吸筋は主に、息を吐き出すときに動く筋肉になります。思いっきり息を吐き出すとお腹の部分が凹みますが、この凹むお腹が内腹斜筋と外腹斜筋、そして腹直筋のある位置となります。ちなみに、腹部にはこの3つ以外にも呼吸筋があります。 ③首部(覚え方:吸うのは首の僧帽・斜角と胸鎖乳突筋) 実は胸より上の部分である首や肩のあたりにも呼吸筋があります。まず、肩から背中にかけて広がる僧帽筋や斜角筋、また鎖骨と頭をつなぐ首の筋肉である胸鎖乳突筋も呼吸するときに働きます。 この3つの筋肉は主に息を吸い込むときに動く筋肉で、いわゆる「肩こり」のときに緊張している筋肉群でもあります。つまり、肩こりに苦しむ人は、呼吸筋がうまく働いていない状態であるということもできるのです。   胸部にある呼吸筋( 肺を動かす内外肋間・横隔膜) 呼吸筋の中で最も重要な胸部の筋肉群である3種類の筋肉の位置情報や特徴は以下のようになります。 ①外肋間筋 外肋間筋は肋骨にある筋肉の一つです。実は肋骨には3種類の肋間筋があり、その中の一つがこの外肋間筋です。主に安静の呼吸に関わる筋肉で、外肋間筋が収縮すると肋骨が前上方に持ち上げられて、胸郭が拡がります。 その結果肺が広がり外気が肺の中に入ります。つまり、外肋間筋は息を吸うときに働く呼吸筋になります。 ②内肋間筋 内肋間筋は肋骨にある筋肉の一つです。実は肋骨には3種類の肋間筋があり、その中の一つがこの内肋間筋です。 外肋間筋の裏側に位置する筋肉で、運動したときなどに主に動く筋肉です。逆に安静時にはこの内肋間筋は動かない傾向にあります。 ③横隔膜 横隔膜は肋骨の下にあるドーム型をしており、膜と名前がついてはいますが筋肉の一部です。ちなみに焼き肉で「ハラミ」と呼ばれる部位がありますが、ハラミは牛の横隔膜にあたります。 横隔膜が下がることにより、胸郭のスペースが広がると同時に肺も大きくなり、外から外気が肺に入ります。また、横隔膜が上がると胸郭のスペースが狭まって肺自体も小さくなり、そして肺から空気が吐き出されます。...

呼吸筋を鍛えると日常生活はこう変わる。効果はここでわかる!

呼吸筋を鍛えると日常生活はこう変わる。効果はここでわかる!

人間は平均すると1日に2万回呼吸するといわれています。実は呼吸で動くのは人間の肺ではなく、肺を動かす筋肉を中心とした呼吸筋と呼ばれる筋肉群です。 この呼吸筋を鍛えることにより呼吸がしやすくなることは簡単に想像できますが、では、呼吸がしやすくなることにより、体にはどのような効果が現れるのでしょうか。この記事では、呼吸筋を鍛えることによる効果を、日常生活における具体例も含めてお届けします。   呼吸筋を鍛えることで、体に起こる効果とは 人間の呼吸をつかさどる筋肉群が呼吸筋と呼ばれます。筋肉なので、意識次第で鍛えることもできますし、加齢や病気なので筋力が弱くなることもあります。そして、もちろん、呼吸筋が弱くなると、肺自体は問題がなくても呼吸困難に陥る可能性もあります。 では、呼吸筋を鍛えることにより、体にはどんな変化があるのでしょうか。大きく分けて次の3つが考えられます。   ①呼吸筋の動きが活発になる。 呼吸筋を鍛えることにより、呼吸筋が大きく活発に動くことができるようになります。人間の呼吸を担当する体の器官は肺ですが、実は肺自体が動いて外気を取り込んだり吐き出したりしているわけではありません。 肺の周囲にある呼吸筋、具体的には胸部にある外肋間筋・内肋間筋・横隔膜や腹部にある外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋等が動くことで、肺が広がったり縮んだりして呼吸ができるようになるのです。 こうした呼吸筋を鍛えることにより、呼吸筋が大きく強く動くことができるようになるのです。 例えば、肺に空気が入るときには、横隔膜が下がり、肋間筋が外に広がることで、胸郭と呼ばれる肺のある胸のあたりの空間が広がります。そうすると胸郭の中にある空気の気圧が、外気と比べれて下がることになります。空気は気圧の高いところから低いところへ流れるようになっているため、胸郭の中の気圧が低くなると、鼻や口を通して肺に外気が入ってくるようになります。逆に、空気を吐き出すときには、腹斜筋が動いてお腹のあたりの空間を狭くします。同時に横隔膜が上に上がり、胸郭の空間も狭くなります。お腹のあたりと胸郭が狭くなると、この空間に入っていた空気の圧力が高くなります。その結果、空気は気圧の高い肺の中から気圧の低い外気へと排出されるのです。このように、呼吸筋が肺の動きをコントロールしているわけですが、こうした呼吸筋を鍛えることにより、その結果呼吸筋の動きが活発になります。   ②筋肉が正しく動くことにより、姿勢が良くなる。 すでに述べたように、実は呼吸は上半身全体の筋肉を使う行為なのです。そのため、呼吸筋を鍛えて上手に使えるようになると、上半身の筋肉を常に鍛えていることになり、まず筋力が付きます。 上半身に筋肉がつくと、体の姿勢が良くなり、背筋が伸びて姿勢が良くなります。姿勢が良くなって、胸が大きく張った状態で歩けるようになると、胸が開いてより一層呼吸しやすくなります。 特に腹部にある呼吸筋の外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋は、腹筋運動をすると必ず鍛えることになる筋肉で、特に「シックスパック」を作りたい人は念入りにトレーニングする必要のある筋肉です。呼吸筋を鍛えると、ほぼ自動的にこの外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋を鍛えることになります。すると、上半身に筋肉がついて、体の姿勢が良くなり、背筋が伸びて姿勢が良くなります。姿勢が良くなると、胸が大きく張った状態で歩けるようになり、呼吸筋が一層大きく動くことになります。そして呼吸筋が一層大きく動くようになると、また姿勢が一段と良くなります。つまり、呼吸筋を鍛えることで体幹を支える大きな上半身の大きな筋肉が鍛えられることになります。その結果姿勢が良くなるのです。このように呼吸筋を鍛えることと姿勢を良くすることは、つよい相互関係があるのです。姿勢が良くなると、まず見た目がスッキリしますし、実際にスリムになる人も少なくありません。こうしたことから、呼吸筋を鍛えると、ダイエットに効くと言われるのです。 インナーマッスルを鍛えると痩せられるの?ダイエットにいい理由や効果的なトレーニング   ③体の中の酸素量が増える。 呼吸筋を鍛えると、多くの場合肺活量が増えます。肺活量が増えると、より多くの酸素を体の中に取り入れることができるようになります。そして、体の中の酸素量が増えると、同時に脳へ行き渡る酸素量も増えます。その結果脳の働きや精神状態にまで変化が現れる場合があります。例えば、体の中の酸素が増えると、冷え性などが解消されたり、肩こりが解消する人もいます。また、脳に酸素が十分行き渡るようになると頭痛が解消される人もいますし、集中力が増加する人もいます。このように呼吸筋を鍛えることにより、様々な良い影響が体に現れると考えられます。しかしその一方で、もしも呼吸筋が何らかの要因でその筋力を失うと、上記のような効果がなくなり、心身に悪影響を与えるということになります。このような理由から見ても、呼吸筋を鍛えておくことが心身の健康にプラスとなることがわかりますね。   呼吸筋を鍛えると、日常生活はこう変わる 呼吸筋を鍛えることにより、体や脳によい影響を与えるであろうことは、前の章でご理解いただけたかと思います。 では、呼吸筋を鍛えた人あるいは鍛えている人は、日常生活がどのように変わる可能性があるのでしょうか。具体的な変化としては、次の3つのことが起こる可能性があります。 ①スタイルが良くなる、あるいはスタイルが良いと思われるようになる。 前の章で述べたとおり、呼吸というのは上半身全体の筋肉を使う行為です。そのため、呼吸筋を鍛えると上半身の筋肉を24時間鍛えているような状態になります。その結果上半身全体の筋肉強化され、姿勢が良くなります。 その結果立ち姿や歩く姿が美しくなり、スタイルが良くなったような印象を与えることができるようになります。実はこうしたとき、意外と体重自体は大きく変化していないことのほうが多いのですが、筋肉が正しい形で体についた結果、いわゆる「しゅっとした」体型のように見えることがあります。 インナーマッスルを鍛えると痩せられるの?ダイエットにいい理由や効果的なトレーニング ②体が疲れにくくなる。...

呼吸筋を鍛えると日常生活はこう変わる。効果はここでわかる!

人間は平均すると1日に2万回呼吸するといわれています。実は呼吸で動くのは人間の肺ではなく、肺を動かす筋肉を中心とした呼吸筋と呼ばれる筋肉群です。 この呼吸筋を鍛えることにより呼吸がしやすくなることは簡単に想像できますが、では、呼吸がしやすくなることにより、体にはどのような効果が現れるのでしょうか。この記事では、呼吸筋を鍛えることによる効果を、日常生活における具体例も含めてお届けします。   呼吸筋を鍛えることで、体に起こる効果とは 人間の呼吸をつかさどる筋肉群が呼吸筋と呼ばれます。筋肉なので、意識次第で鍛えることもできますし、加齢や病気なので筋力が弱くなることもあります。そして、もちろん、呼吸筋が弱くなると、肺自体は問題がなくても呼吸困難に陥る可能性もあります。 では、呼吸筋を鍛えることにより、体にはどんな変化があるのでしょうか。大きく分けて次の3つが考えられます。   ①呼吸筋の動きが活発になる。 呼吸筋を鍛えることにより、呼吸筋が大きく活発に動くことができるようになります。人間の呼吸を担当する体の器官は肺ですが、実は肺自体が動いて外気を取り込んだり吐き出したりしているわけではありません。 肺の周囲にある呼吸筋、具体的には胸部にある外肋間筋・内肋間筋・横隔膜や腹部にある外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋等が動くことで、肺が広がったり縮んだりして呼吸ができるようになるのです。 こうした呼吸筋を鍛えることにより、呼吸筋が大きく強く動くことができるようになるのです。 例えば、肺に空気が入るときには、横隔膜が下がり、肋間筋が外に広がることで、胸郭と呼ばれる肺のある胸のあたりの空間が広がります。そうすると胸郭の中にある空気の気圧が、外気と比べれて下がることになります。空気は気圧の高いところから低いところへ流れるようになっているため、胸郭の中の気圧が低くなると、鼻や口を通して肺に外気が入ってくるようになります。逆に、空気を吐き出すときには、腹斜筋が動いてお腹のあたりの空間を狭くします。同時に横隔膜が上に上がり、胸郭の空間も狭くなります。お腹のあたりと胸郭が狭くなると、この空間に入っていた空気の圧力が高くなります。その結果、空気は気圧の高い肺の中から気圧の低い外気へと排出されるのです。このように、呼吸筋が肺の動きをコントロールしているわけですが、こうした呼吸筋を鍛えることにより、その結果呼吸筋の動きが活発になります。   ②筋肉が正しく動くことにより、姿勢が良くなる。 すでに述べたように、実は呼吸は上半身全体の筋肉を使う行為なのです。そのため、呼吸筋を鍛えて上手に使えるようになると、上半身の筋肉を常に鍛えていることになり、まず筋力が付きます。 上半身に筋肉がつくと、体の姿勢が良くなり、背筋が伸びて姿勢が良くなります。姿勢が良くなって、胸が大きく張った状態で歩けるようになると、胸が開いてより一層呼吸しやすくなります。 特に腹部にある呼吸筋の外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋は、腹筋運動をすると必ず鍛えることになる筋肉で、特に「シックスパック」を作りたい人は念入りにトレーニングする必要のある筋肉です。呼吸筋を鍛えると、ほぼ自動的にこの外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋を鍛えることになります。すると、上半身に筋肉がついて、体の姿勢が良くなり、背筋が伸びて姿勢が良くなります。姿勢が良くなると、胸が大きく張った状態で歩けるようになり、呼吸筋が一層大きく動くことになります。そして呼吸筋が一層大きく動くようになると、また姿勢が一段と良くなります。つまり、呼吸筋を鍛えることで体幹を支える大きな上半身の大きな筋肉が鍛えられることになります。その結果姿勢が良くなるのです。このように呼吸筋を鍛えることと姿勢を良くすることは、つよい相互関係があるのです。姿勢が良くなると、まず見た目がスッキリしますし、実際にスリムになる人も少なくありません。こうしたことから、呼吸筋を鍛えると、ダイエットに効くと言われるのです。 インナーマッスルを鍛えると痩せられるの?ダイエットにいい理由や効果的なトレーニング   ③体の中の酸素量が増える。 呼吸筋を鍛えると、多くの場合肺活量が増えます。肺活量が増えると、より多くの酸素を体の中に取り入れることができるようになります。そして、体の中の酸素量が増えると、同時に脳へ行き渡る酸素量も増えます。その結果脳の働きや精神状態にまで変化が現れる場合があります。例えば、体の中の酸素が増えると、冷え性などが解消されたり、肩こりが解消する人もいます。また、脳に酸素が十分行き渡るようになると頭痛が解消される人もいますし、集中力が増加する人もいます。このように呼吸筋を鍛えることにより、様々な良い影響が体に現れると考えられます。しかしその一方で、もしも呼吸筋が何らかの要因でその筋力を失うと、上記のような効果がなくなり、心身に悪影響を与えるということになります。このような理由から見ても、呼吸筋を鍛えておくことが心身の健康にプラスとなることがわかりますね。   呼吸筋を鍛えると、日常生活はこう変わる 呼吸筋を鍛えることにより、体や脳によい影響を与えるであろうことは、前の章でご理解いただけたかと思います。 では、呼吸筋を鍛えた人あるいは鍛えている人は、日常生活がどのように変わる可能性があるのでしょうか。具体的な変化としては、次の3つのことが起こる可能性があります。 ①スタイルが良くなる、あるいはスタイルが良いと思われるようになる。 前の章で述べたとおり、呼吸というのは上半身全体の筋肉を使う行為です。そのため、呼吸筋を鍛えると上半身の筋肉を24時間鍛えているような状態になります。その結果上半身全体の筋肉強化され、姿勢が良くなります。 その結果立ち姿や歩く姿が美しくなり、スタイルが良くなったような印象を与えることができるようになります。実はこうしたとき、意外と体重自体は大きく変化していないことのほうが多いのですが、筋肉が正しい形で体についた結果、いわゆる「しゅっとした」体型のように見えることがあります。 インナーマッスルを鍛えると痩せられるの?ダイエットにいい理由や効果的なトレーニング ②体が疲れにくくなる。...

呼吸筋を鍛えるためのトレーニング方法はどのようなものか? 呼吸筋を鍛えるために、何か器具は必要?

呼吸筋を鍛えるためのトレーニング方法はどのようなものか? 呼吸筋を鍛えるために、何か器具は必要?

人間が生きていくために欠かせないものが「呼吸」です。酸素を体内に取り入れ、二酸化炭素を体外に排出するというのが呼吸という行為ですが、この行為をつかさどる器官は肺だけではなく、神経や筋肉などの働きが複雑に組み合わされています。 とはいえ、日頃は呼吸により体の様々な筋肉が動いていることは、忘れがちですよね。そんな忘れがちな呼吸にかかわる呼吸筋を鍛えるのも立派な「筋トレ」の一つです。 今回の記事では呼吸筋を鍛える方法について、呼吸筋を鍛えるための器具のご紹介も含めて、ご紹介します。   「呼吸筋」って、体の中のどこにあるの? 呼吸をするときに動く筋肉群の呼吸筋といいます。実は呼吸というのは、体の多くの筋肉が関連してはたらく動作ですが、その呼吸筋の中でも重要な筋肉は次の3つです。 出典:发劲(ハッケイ)の鍛練は要注意 ①横隔膜 人間の肺のすぐ下にある、ドーム型をした筋肉です。横隔膜が上下することで、肺が広がったり縮んだりして、空気を取り込みます。実は肺自体には筋肉がなく、自分で動くことはできません。そのため、横隔膜が上下することにより、肺が広がったり縮んだりして、酸素を取り入れることができるのです。 ちなみにしゃっくりは、この横隔膜が何らかの原因でけいれんなどを起こした結果として現れるものと考えられています。横隔「膜」と呼ばれますが、立派な筋肉の一部です。 ②内外肋間筋 肋骨にある筋肉が内外肋間筋と呼ばれます。肋骨の内側に内肋間筋があり、その外側に外肋間筋があります。内肋間筋は肋骨を下げて息を吐く作用に働くのに対し、外肋間筋は肋骨を持ち上げて息を吸う作用に働きます。横隔膜とともに、肺を含む胸腔を閉じたり広げたりする働きをしているのが内外肋間筋なのです。内外肋間筋が自由に動けるようになると、呼吸がしやすくなります。 ③腹斜筋 いわゆる腹筋運動(仰向けに寝転び、膝を曲げて頭を上げる運動)をしたときに痛くなるお腹の筋肉が腹斜筋にあたります。体を丸めたりひねったりするときに主に使われる筋肉です。 外腹斜筋と中腹斜筋の2種類があり、この部分を鍛えると、いわゆるシックスパックになれますし、女性であれば腰のくびれができたりします。腹斜筋は、呼吸では主に息を吐くときに使われている筋肉です。   呼吸筋の鍛え方 呼吸筋と言っても筋肉の一種なので、基本的な鍛え方は一般的な筋肉を鍛える方法と同じということになります。実行しやすい呼吸筋の鍛え方としては次の3つの方法があります。   ①マッサージ 寝ているときでも起きているときでも24時間いつでも呼吸をしているのが生き物です。もちろん、人間もその例外ではありません。つまり、日頃特別に意識していなくても、呼吸筋は24時間ずっと働きっぱなしということになります。ということは、呼吸筋にはかなり疲労が蓄積している可能性があります。 呼吸筋を鍛える前に、まずは優しくマッサージしてあげましょう。肋骨の周りやお腹をを手のひらで優しくさすっても良いですし、肋骨の一番下の骨の下に少し指を入れてちょっと強めに押しながらさすってあげましょう。 呼吸筋やその周辺を注意して触ってみると、意外と緊張しており、マッサージすると案外痛みを感じることに驚く人もいるかも知れません。そんな時は、ちょっと易しめにマッサージしてあげましょう。また、マッサージのときには、呼吸することも忘れずに。 ②ストレッチ 呼吸筋を鍛えるためのストレッチ方法はたくさんあります。こちらの記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。呼吸筋を鍛えるためのストレッチとは、どのようなもの? そしてその効果とは? ③筋トレ そして、最後に呼吸筋の筋トレです。基本的には呼吸をゆっくりと深くすることが、最高の呼吸筋の筋トレ方法になります。 鼻からゆっくりと息を吸って、胸とお腹に目一杯空気を入れたら3秒ほど息を止めます。その後ゆっくりと息を吐き出して、お腹と胸から空気がなくなるのを確認しましょう。この動作を10回くらい繰り返しましょう。また、息を止めずに、ゆっくりと吐いたり吸ったりしながら通常の腹筋運動やプランクなどをすることも、呼吸筋を鍛えることにつながります。このような呼吸筋のトレーニングをするだけで、体が熱くなり、汗ばむ人もいることでしょう。毎日少しずつ呼吸筋を鍛えると、日常生活でも疲れにくくなり、活発に動き回ることができるようになりますので、ぜひ実践してみてください!  ...

呼吸筋を鍛えるためのトレーニング方法はどのようなものか? 呼吸筋を鍛えるために、何か器具は必要?

人間が生きていくために欠かせないものが「呼吸」です。酸素を体内に取り入れ、二酸化炭素を体外に排出するというのが呼吸という行為ですが、この行為をつかさどる器官は肺だけではなく、神経や筋肉などの働きが複雑に組み合わされています。 とはいえ、日頃は呼吸により体の様々な筋肉が動いていることは、忘れがちですよね。そんな忘れがちな呼吸にかかわる呼吸筋を鍛えるのも立派な「筋トレ」の一つです。 今回の記事では呼吸筋を鍛える方法について、呼吸筋を鍛えるための器具のご紹介も含めて、ご紹介します。   「呼吸筋」って、体の中のどこにあるの? 呼吸をするときに動く筋肉群の呼吸筋といいます。実は呼吸というのは、体の多くの筋肉が関連してはたらく動作ですが、その呼吸筋の中でも重要な筋肉は次の3つです。 出典:发劲(ハッケイ)の鍛練は要注意 ①横隔膜 人間の肺のすぐ下にある、ドーム型をした筋肉です。横隔膜が上下することで、肺が広がったり縮んだりして、空気を取り込みます。実は肺自体には筋肉がなく、自分で動くことはできません。そのため、横隔膜が上下することにより、肺が広がったり縮んだりして、酸素を取り入れることができるのです。 ちなみにしゃっくりは、この横隔膜が何らかの原因でけいれんなどを起こした結果として現れるものと考えられています。横隔「膜」と呼ばれますが、立派な筋肉の一部です。 ②内外肋間筋 肋骨にある筋肉が内外肋間筋と呼ばれます。肋骨の内側に内肋間筋があり、その外側に外肋間筋があります。内肋間筋は肋骨を下げて息を吐く作用に働くのに対し、外肋間筋は肋骨を持ち上げて息を吸う作用に働きます。横隔膜とともに、肺を含む胸腔を閉じたり広げたりする働きをしているのが内外肋間筋なのです。内外肋間筋が自由に動けるようになると、呼吸がしやすくなります。 ③腹斜筋 いわゆる腹筋運動(仰向けに寝転び、膝を曲げて頭を上げる運動)をしたときに痛くなるお腹の筋肉が腹斜筋にあたります。体を丸めたりひねったりするときに主に使われる筋肉です。 外腹斜筋と中腹斜筋の2種類があり、この部分を鍛えると、いわゆるシックスパックになれますし、女性であれば腰のくびれができたりします。腹斜筋は、呼吸では主に息を吐くときに使われている筋肉です。   呼吸筋の鍛え方 呼吸筋と言っても筋肉の一種なので、基本的な鍛え方は一般的な筋肉を鍛える方法と同じということになります。実行しやすい呼吸筋の鍛え方としては次の3つの方法があります。   ①マッサージ 寝ているときでも起きているときでも24時間いつでも呼吸をしているのが生き物です。もちろん、人間もその例外ではありません。つまり、日頃特別に意識していなくても、呼吸筋は24時間ずっと働きっぱなしということになります。ということは、呼吸筋にはかなり疲労が蓄積している可能性があります。 呼吸筋を鍛える前に、まずは優しくマッサージしてあげましょう。肋骨の周りやお腹をを手のひらで優しくさすっても良いですし、肋骨の一番下の骨の下に少し指を入れてちょっと強めに押しながらさすってあげましょう。 呼吸筋やその周辺を注意して触ってみると、意外と緊張しており、マッサージすると案外痛みを感じることに驚く人もいるかも知れません。そんな時は、ちょっと易しめにマッサージしてあげましょう。また、マッサージのときには、呼吸することも忘れずに。 ②ストレッチ 呼吸筋を鍛えるためのストレッチ方法はたくさんあります。こちらの記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。呼吸筋を鍛えるためのストレッチとは、どのようなもの? そしてその効果とは? ③筋トレ そして、最後に呼吸筋の筋トレです。基本的には呼吸をゆっくりと深くすることが、最高の呼吸筋の筋トレ方法になります。 鼻からゆっくりと息を吸って、胸とお腹に目一杯空気を入れたら3秒ほど息を止めます。その後ゆっくりと息を吐き出して、お腹と胸から空気がなくなるのを確認しましょう。この動作を10回くらい繰り返しましょう。また、息を止めずに、ゆっくりと吐いたり吸ったりしながら通常の腹筋運動やプランクなどをすることも、呼吸筋を鍛えることにつながります。このような呼吸筋のトレーニングをするだけで、体が熱くなり、汗ばむ人もいることでしょう。毎日少しずつ呼吸筋を鍛えると、日常生活でも疲れにくくなり、活発に動き回ることができるようになりますので、ぜひ実践してみてください!  ...

【横隔膜を鍛えるメリットとは?】インナーマッスルに効くトレーニング方法もご紹介

【横隔膜を鍛えるメリットとは?】インナーマッスルに効くトレーニング方法もご紹介

身近すぎて改めて見直すことのない横隔膜ですが、インナーマッスルのひとつであるということをご存知でしょうか。横隔膜は、人間にとって欠かすことのできない「呼吸」と深い関わりがあります。 今回はそんな横隔膜に着目し、身体の中でのはたらきや鍛えることでのメリット、トレーニングやストレッチの方法をお伝えします。ふだんから「呼吸が浅くなっているな」と感じる方や、リラックスしたい方はぜひご覧ください。    横隔膜とは 名称に「膜」とついているため勘違いされやすいのですが、横隔膜はインナーマッスル、つまり筋肉のひとつです。横隔膜は身体のどこにあるか、そのはたらきについてもくわしく見ていきましょう。 横隔膜はどこにあるのか 横隔膜は、肋骨の6番あたり、胸郭といわれる肋骨で作られたかご状の骨格の下部をふさぐように位置しています。肺のすぐ下にある横隔膜は横長でドーム状の形をしており、「胸とお腹の間にいるクラゲ」を想像するとイメージしやすいかもしれません。 横隔膜のはたらき 横隔膜は呼吸活動の7割近くを担っているといわれ、呼吸に欠かせない器官です。呼吸といえば、肺を思い浮かべやすいと思いますが、「肺」そのものには動かす機能は備わっていません。あくまでも外からの力によって肺が膨らんだり、縮んだりして呼吸を行います。このとき、重要な役割を果たすのが横隔膜です。 出典:呼吸時の横隔膜の役割 横隔膜が縮んで下がると、同時に内臓を押し下げます。そして、横隔膜の上にある胸郭にスペースができ、肺の中に空気が入って肺が膨らみ息を吸うことができます。 反対に、横隔膜が伸びて上がると肺も下から押し上げられて小さくなります。肺が縮むと肺の中の空気が外へ押し出され、息を吐くことができます。また、横隔膜や腹筋を収縮させて腹圧を高めることでいきみを加え、排尿や排便を補助します。 ほかにも、横隔膜がけいれんすると声帯が閉じてしまい、連続して「ヒック」という音が発生する現象がいわゆる「しゃっくり」です。しゃっくりの仕組みや対策法については【呼吸筋とは?】横隔膜がしゃっくりを起す理由と対策法3選でもくわしく解説していますので、興味がある方はのぞいてみてください。   横隔膜を鍛えるメリット 呼吸する上で重要なはたらきを担う横隔膜ですが、横隔膜を鍛えて動きをよくすることで私たちの身体にどのようなメリットがもたらされるのでしょうか。 自律神経のバランスを整える 緊張したりストレスを感じたりした場面で深呼吸をするとリラックスできた、という経験はないでしょうか。横隔膜には自律神経がたくさん集まっており、横隔膜をしっかり使った深い呼吸を行うことで、自律神経に直接刺激を与えることができます。自律神経は全身のさまざまなはたらきをコントロールしています。深く呼吸をして自律神経のバランスを整えることで、リラックス効果や不眠の解消、心身の健康を保つことにもつながっていきます。 基礎代謝量のアップ 横隔膜はインナーマッスルのため、代謝効率の高い筋肉のひとつです。深い呼吸を行い、肺をしっかり膨らませて新鮮な酸素を吸い込みます。そうすることで身体全体の血管を活性化させ血流を促し、基礎代謝量がアップします。基礎代謝量がアップすると、脂肪を燃焼しやすく太りにくい身体になります。 便秘の解消 意外にも思える横隔膜を鍛えることのメリットは、便秘の解消です。横隔膜の上下運動は肝臓や胃腸に刺激を与え、これらの内臓に天然のマッサージ効果をもたらします。腸にも刺激が届き、便秘の解消が期待できます。また、リラックスすると副交感神経の動きが高まるので、ぜん動運動も活発になり腸内環境が整います。 肩こりや腰痛の改善 横隔膜は、呼吸をつかさどる呼吸筋であると同時に、体幹にある4種類のインナーマッスルのひとつです。息を吸って横隔膜が下がると腹圧が高まって、骨盤底筋や腹横筋、多裂筋と連動して体幹が安定します。体幹が安定すると姿勢が整うため、猫背や肩こり、腰痛の改善にも効果が期待できます。また呼吸が浅いと横隔膜が動きづらく、首まわりの筋肉が緊張し肩こりの原因となっている場合があります。そのため、深い呼吸には首や肩まわりの不調を緩和する効果もあります。   おすすめのトレーニング方法とストレッチ トレーニング①:腹式呼吸   腹式呼吸は横隔膜を最大限に鍛える最適な方法のひとつです。シンンプルですが、「意識して行う」呼吸で横隔膜のはたらきを高めましょう。  ...

【横隔膜を鍛えるメリットとは?】インナーマッスルに効くトレーニング方法もご紹介

身近すぎて改めて見直すことのない横隔膜ですが、インナーマッスルのひとつであるということをご存知でしょうか。横隔膜は、人間にとって欠かすことのできない「呼吸」と深い関わりがあります。 今回はそんな横隔膜に着目し、身体の中でのはたらきや鍛えることでのメリット、トレーニングやストレッチの方法をお伝えします。ふだんから「呼吸が浅くなっているな」と感じる方や、リラックスしたい方はぜひご覧ください。    横隔膜とは 名称に「膜」とついているため勘違いされやすいのですが、横隔膜はインナーマッスル、つまり筋肉のひとつです。横隔膜は身体のどこにあるか、そのはたらきについてもくわしく見ていきましょう。 横隔膜はどこにあるのか 横隔膜は、肋骨の6番あたり、胸郭といわれる肋骨で作られたかご状の骨格の下部をふさぐように位置しています。肺のすぐ下にある横隔膜は横長でドーム状の形をしており、「胸とお腹の間にいるクラゲ」を想像するとイメージしやすいかもしれません。 横隔膜のはたらき 横隔膜は呼吸活動の7割近くを担っているといわれ、呼吸に欠かせない器官です。呼吸といえば、肺を思い浮かべやすいと思いますが、「肺」そのものには動かす機能は備わっていません。あくまでも外からの力によって肺が膨らんだり、縮んだりして呼吸を行います。このとき、重要な役割を果たすのが横隔膜です。 出典:呼吸時の横隔膜の役割 横隔膜が縮んで下がると、同時に内臓を押し下げます。そして、横隔膜の上にある胸郭にスペースができ、肺の中に空気が入って肺が膨らみ息を吸うことができます。 反対に、横隔膜が伸びて上がると肺も下から押し上げられて小さくなります。肺が縮むと肺の中の空気が外へ押し出され、息を吐くことができます。また、横隔膜や腹筋を収縮させて腹圧を高めることでいきみを加え、排尿や排便を補助します。 ほかにも、横隔膜がけいれんすると声帯が閉じてしまい、連続して「ヒック」という音が発生する現象がいわゆる「しゃっくり」です。しゃっくりの仕組みや対策法については【呼吸筋とは?】横隔膜がしゃっくりを起す理由と対策法3選でもくわしく解説していますので、興味がある方はのぞいてみてください。   横隔膜を鍛えるメリット 呼吸する上で重要なはたらきを担う横隔膜ですが、横隔膜を鍛えて動きをよくすることで私たちの身体にどのようなメリットがもたらされるのでしょうか。 自律神経のバランスを整える 緊張したりストレスを感じたりした場面で深呼吸をするとリラックスできた、という経験はないでしょうか。横隔膜には自律神経がたくさん集まっており、横隔膜をしっかり使った深い呼吸を行うことで、自律神経に直接刺激を与えることができます。自律神経は全身のさまざまなはたらきをコントロールしています。深く呼吸をして自律神経のバランスを整えることで、リラックス効果や不眠の解消、心身の健康を保つことにもつながっていきます。 基礎代謝量のアップ 横隔膜はインナーマッスルのため、代謝効率の高い筋肉のひとつです。深い呼吸を行い、肺をしっかり膨らませて新鮮な酸素を吸い込みます。そうすることで身体全体の血管を活性化させ血流を促し、基礎代謝量がアップします。基礎代謝量がアップすると、脂肪を燃焼しやすく太りにくい身体になります。 便秘の解消 意外にも思える横隔膜を鍛えることのメリットは、便秘の解消です。横隔膜の上下運動は肝臓や胃腸に刺激を与え、これらの内臓に天然のマッサージ効果をもたらします。腸にも刺激が届き、便秘の解消が期待できます。また、リラックスすると副交感神経の動きが高まるので、ぜん動運動も活発になり腸内環境が整います。 肩こりや腰痛の改善 横隔膜は、呼吸をつかさどる呼吸筋であると同時に、体幹にある4種類のインナーマッスルのひとつです。息を吸って横隔膜が下がると腹圧が高まって、骨盤底筋や腹横筋、多裂筋と連動して体幹が安定します。体幹が安定すると姿勢が整うため、猫背や肩こり、腰痛の改善にも効果が期待できます。また呼吸が浅いと横隔膜が動きづらく、首まわりの筋肉が緊張し肩こりの原因となっている場合があります。そのため、深い呼吸には首や肩まわりの不調を緩和する効果もあります。   おすすめのトレーニング方法とストレッチ トレーニング①:腹式呼吸   腹式呼吸は横隔膜を最大限に鍛える最適な方法のひとつです。シンンプルですが、「意識して行う」呼吸で横隔膜のはたらきを高めましょう。  ...