知っておきたい呼吸筋トレーニングの知識

アスリートの肺活量の平均値とは?肺活量の基礎知識や肺活量を増やす方法を紹介

アスリートの肺活量の平均値とは?肺活量の基礎知識や肺活量を増やす方法を紹介

東京オリンピック・パラリンピックでの日本人選手の活躍が記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。トップアスリートたちの運動量を根本から支えているのが「肺活量」です。トップアスリートと一般人の肺活量の平均にはどのくらい違いがあるのでしょうか。また、肺活量を増やす方法についても呼吸筋との関連性とともにご紹介します。   肺活量の基礎知識 「肺活量」はよく聞く言葉ですが、意外とその正体をはっきり理解している人は少ないかもしれません。ここでは、肺活量が指し示す身体の機能や肺活量の測定方法について解説します。 ●肺活量とは 肺活量とは、安静時の呼吸状態でできるだけ深く空気を吸い込んだ後、力いっぱい努力して吐き出した空気の量を測定したものです。肺活量は英名がVital Capacityと呼ばれるほど、私たちの身体にとって重要な能力でもあります。肺活量は、肺が出し入れすることのできる空気の最大量であるため、肺や呼吸機能が正常かどうか知ることのできる数値でもあります。こちらの記事では、肺活量についてさらにくわしい内容や、肺の健康を知る上で重要な「肺年齢」についてもお伝えしていますので、ぜひチェックしてみてください。 ●肺活量の測定方法 肺活量の測定方法に、病院で行うことのできる肺機能検査があります。肺機能検査とは別名、呼吸機能検査ともいい、空気を吐く量や吸う量、スピードなどを調べるものです。 一般に肺機能検査は、スパイロメーターという計測器を使って調べます。まず鼻をクリップでとめて、鼻から空気が漏れないようにします。そして、スパイロメーターのマウスピースを装着します。そのまま通常の呼吸を数回繰り返した後、思いっきり吸ったり吐いたりして肺活量や1秒間にどの程度空気を吐き出せるかなどを計測していきます。 肺機能検査では、呼吸機能に異常がないか指し示す、以下のようなさまざま数値を調べることができます。   肺活量 %肺活量 努力性肺活量 1秒量 1秒率 また、肺の健康状態を知る上で「肺年齢」という言葉があります。肺年齢は、肺の老化を年齢におきかえて示す目安です。実年齢と肺年齢を比較することによって自身の肺の健康状態を知ることができます。 肺活量は慢性閉塞性肺疾患(COPD)の早期発見を目指し、人間ドックでも測るよう推奨されはじめています。まずは肺活量を定期的に測定すること、自分の肺年齢を知ることが大切です。肺活量は健康診断や人間ドッグなどでも測定することができます。   ● 肺活量と呼吸筋の関係 深い呼吸をするうえで重要になってくるのが、「呼吸筋」です。 口や鼻から吸い込んだ空気は、気管を通って肺に送られます。しかし、肺には筋肉がないので、自分の力で空気を吸い込んだり、吐いたりすることができません。私たちが呼吸するとき、肋骨の間にある筋肉や横隔膜を動かすことによって、肺の中の空気を出し入れしています。これらの筋肉が「呼吸筋」と呼ばれるものです。 特に横隔膜は呼吸活動の7割以上を担っているといわれています。横隔膜が縮んで下がると、胸腔が膨らみ、肺の中に空気が入って息を吸うことができます。反対に横隔膜が伸びて上がると胸腔はしぼみ、肺の中の空気が出て息を吐くことができます。そのため、横隔膜などの呼吸筋を鍛えることで肺活量が高まり、身体機能も向上するといわれています。   肺活量の平均 肺活量は、スポーツ選手や激しい運動を日頃から行なっている人と、それ以外の人で大きく差が出ます。そのため、今回は肺活量の基準となる目安について、一般の人の場合と、アスリートの場合に分けてそれぞれ見ていきます。    ●...

アスリートの肺活量の平均値とは?肺活量の基礎知識や肺活量を増やす方法を紹介

東京オリンピック・パラリンピックでの日本人選手の活躍が記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。トップアスリートたちの運動量を根本から支えているのが「肺活量」です。トップアスリートと一般人の肺活量の平均にはどのくらい違いがあるのでしょうか。また、肺活量を増やす方法についても呼吸筋との関連性とともにご紹介します。   肺活量の基礎知識 「肺活量」はよく聞く言葉ですが、意外とその正体をはっきり理解している人は少ないかもしれません。ここでは、肺活量が指し示す身体の機能や肺活量の測定方法について解説します。 ●肺活量とは 肺活量とは、安静時の呼吸状態でできるだけ深く空気を吸い込んだ後、力いっぱい努力して吐き出した空気の量を測定したものです。肺活量は英名がVital Capacityと呼ばれるほど、私たちの身体にとって重要な能力でもあります。肺活量は、肺が出し入れすることのできる空気の最大量であるため、肺や呼吸機能が正常かどうか知ることのできる数値でもあります。こちらの記事では、肺活量についてさらにくわしい内容や、肺の健康を知る上で重要な「肺年齢」についてもお伝えしていますので、ぜひチェックしてみてください。 ●肺活量の測定方法 肺活量の測定方法に、病院で行うことのできる肺機能検査があります。肺機能検査とは別名、呼吸機能検査ともいい、空気を吐く量や吸う量、スピードなどを調べるものです。 一般に肺機能検査は、スパイロメーターという計測器を使って調べます。まず鼻をクリップでとめて、鼻から空気が漏れないようにします。そして、スパイロメーターのマウスピースを装着します。そのまま通常の呼吸を数回繰り返した後、思いっきり吸ったり吐いたりして肺活量や1秒間にどの程度空気を吐き出せるかなどを計測していきます。 肺機能検査では、呼吸機能に異常がないか指し示す、以下のようなさまざま数値を調べることができます。   肺活量 %肺活量 努力性肺活量 1秒量 1秒率 また、肺の健康状態を知る上で「肺年齢」という言葉があります。肺年齢は、肺の老化を年齢におきかえて示す目安です。実年齢と肺年齢を比較することによって自身の肺の健康状態を知ることができます。 肺活量は慢性閉塞性肺疾患(COPD)の早期発見を目指し、人間ドックでも測るよう推奨されはじめています。まずは肺活量を定期的に測定すること、自分の肺年齢を知ることが大切です。肺活量は健康診断や人間ドッグなどでも測定することができます。   ● 肺活量と呼吸筋の関係 深い呼吸をするうえで重要になってくるのが、「呼吸筋」です。 口や鼻から吸い込んだ空気は、気管を通って肺に送られます。しかし、肺には筋肉がないので、自分の力で空気を吸い込んだり、吐いたりすることができません。私たちが呼吸するとき、肋骨の間にある筋肉や横隔膜を動かすことによって、肺の中の空気を出し入れしています。これらの筋肉が「呼吸筋」と呼ばれるものです。 特に横隔膜は呼吸活動の7割以上を担っているといわれています。横隔膜が縮んで下がると、胸腔が膨らみ、肺の中に空気が入って息を吸うことができます。反対に横隔膜が伸びて上がると胸腔はしぼみ、肺の中の空気が出て息を吐くことができます。そのため、横隔膜などの呼吸筋を鍛えることで肺活量が高まり、身体機能も向上するといわれています。   肺活量の平均 肺活量は、スポーツ選手や激しい運動を日頃から行なっている人と、それ以外の人で大きく差が出ます。そのため、今回は肺活量の基準となる目安について、一般の人の場合と、アスリートの場合に分けてそれぞれ見ていきます。    ●...

【肺活量を増やす方法!】メリットや効果的なトレーニング方法とは?

【肺活量を増やす方法!】メリットや効果的なトレーニング方法とは?

肺活量は、日常生活はもちろん、スポーツや楽器演奏など私たちのさまざまな活動と密接に関わっています。そのため、肺活量を増やす方法について気になっている方も多いのではないでしょうか。 この記事では、肺活量を増やすことでもたらされるメリットや、肺活量を増やすための効果的なトレーニング方法について解説します。肺活量が少ないと感じている人や、肺活量を増やしたいと考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。   肺活量のキホン 「肺活量」という言葉を耳にしたことがある人も多いでしょう。しかし、意外とその言葉の意味をはっきりと理解している人は少ないかもしれません。ここでは、肺活量が指し示す身体の機能や肺活量の測定方法について解説します。   肺活量とは 肺活量とは、安静時の呼吸状態で空気を胸いっぱいに吸い込み、それをすべて吐き出したときに肺の中を出入りする空気の量です。つまり、肺の機能を測る指標といえます。肺活量は英名がVital Capacityと呼ばれるほど、私たちの身体にとって必要不可欠な能力でもあります。 肺活量の基準の目安は、健康的な成人の男性で3,000〜4,000ml、成人の女性で2,000〜3,000ml程度であるといわれています。しかし、年齢、性別、身長などによって基準値は異なります。また、国際的な大会で活躍するトップアスリートや水泳選手の場合、肺活量は6,000〜10,000ml以上にも達するといわれています。 以下の記事では、肺活量についてさらにくわしい内容や肺の健康を知るうえで重要な「肺年齢」についてもお伝えしていますので、ぜひチェックしてみてください。 肺活量ってなに?肺活量の検査内容や肺年齢についても解説   肺活量を測定する方法 肺活量を測定する方法として、病院で実施されている肺機能検査があります。肺機能検査とは別名、呼吸機能検査ともいい、空気を吐く量や吸う量、スピードなどを調べるものです。肺機能検査では、呼吸機能に異常がないか指し示す、以下のようなさまざま数値を調べることができます。 肺活量 %肺活量 努力性肺活量 1秒量 1秒率 一般的な肺機能検査は、スパイロメーターという計測器を使って肺活量や換気量を調べます。検査は、鼻をクリップでつまんでマウスピースをくわえ、一気に息を吐き出すことを繰り返します。これによって得られるデータから、呼吸機能を調べることができるのです。   肺活量は増やせるの?  肺活量が低いとスポーツや登山などのアクティビティをしていても息切れを起こしてしまったり、カラオケや吹奏楽器を演奏する際にすぐに疲れてしまったりします。しかし、継続的にトレーニングを行うことで肺活量は増やせるといわれています。 人間が呼吸をする際、息を吸うときには横隔膜が下がって肺がふくらみ空気が入ります。息を吐くときは筋肉をゆるめるだけで自然と空気が外に出ていくため、いずれの筋肉もはたらいていませんが、意識して息を吐く場合には腹横筋や内肋間筋などが活躍します。このようなメカニズムから、呼吸をするときに作用する筋肉である「呼吸筋」を鍛えれば、呼吸機能の向上に効果があり、肺活量も増大することが期待できます。 また、運動習慣がない人に比べて、運動習慣がある人は肺活量が多い傾向にあります。これは、運動によって呼吸筋が鍛えられて呼吸機能が向上し、肺活量も増大している可能性がるためです。   肺活量を増やすメリット(一般の人、スポーツをする人向け) 肺活量は、性別、年齢、体格などによって異なり、一般的には20歳台をピークに加齢とともに低下するといわれています。しかし、トレーニングなどを重ね、肺活量を増やすことによって私たちの身体にさまざまなメリットがあります。 まずは「一般の人、スポーツをする人」が肺活量を増やすことで得られるメリットをお伝えします。...

【肺活量を増やす方法!】メリットや効果的なトレーニング方法とは?

肺活量は、日常生活はもちろん、スポーツや楽器演奏など私たちのさまざまな活動と密接に関わっています。そのため、肺活量を増やす方法について気になっている方も多いのではないでしょうか。 この記事では、肺活量を増やすことでもたらされるメリットや、肺活量を増やすための効果的なトレーニング方法について解説します。肺活量が少ないと感じている人や、肺活量を増やしたいと考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。   肺活量のキホン 「肺活量」という言葉を耳にしたことがある人も多いでしょう。しかし、意外とその言葉の意味をはっきりと理解している人は少ないかもしれません。ここでは、肺活量が指し示す身体の機能や肺活量の測定方法について解説します。   肺活量とは 肺活量とは、安静時の呼吸状態で空気を胸いっぱいに吸い込み、それをすべて吐き出したときに肺の中を出入りする空気の量です。つまり、肺の機能を測る指標といえます。肺活量は英名がVital Capacityと呼ばれるほど、私たちの身体にとって必要不可欠な能力でもあります。 肺活量の基準の目安は、健康的な成人の男性で3,000〜4,000ml、成人の女性で2,000〜3,000ml程度であるといわれています。しかし、年齢、性別、身長などによって基準値は異なります。また、国際的な大会で活躍するトップアスリートや水泳選手の場合、肺活量は6,000〜10,000ml以上にも達するといわれています。 以下の記事では、肺活量についてさらにくわしい内容や肺の健康を知るうえで重要な「肺年齢」についてもお伝えしていますので、ぜひチェックしてみてください。 肺活量ってなに?肺活量の検査内容や肺年齢についても解説   肺活量を測定する方法 肺活量を測定する方法として、病院で実施されている肺機能検査があります。肺機能検査とは別名、呼吸機能検査ともいい、空気を吐く量や吸う量、スピードなどを調べるものです。肺機能検査では、呼吸機能に異常がないか指し示す、以下のようなさまざま数値を調べることができます。 肺活量 %肺活量 努力性肺活量 1秒量 1秒率 一般的な肺機能検査は、スパイロメーターという計測器を使って肺活量や換気量を調べます。検査は、鼻をクリップでつまんでマウスピースをくわえ、一気に息を吐き出すことを繰り返します。これによって得られるデータから、呼吸機能を調べることができるのです。   肺活量は増やせるの?  肺活量が低いとスポーツや登山などのアクティビティをしていても息切れを起こしてしまったり、カラオケや吹奏楽器を演奏する際にすぐに疲れてしまったりします。しかし、継続的にトレーニングを行うことで肺活量は増やせるといわれています。 人間が呼吸をする際、息を吸うときには横隔膜が下がって肺がふくらみ空気が入ります。息を吐くときは筋肉をゆるめるだけで自然と空気が外に出ていくため、いずれの筋肉もはたらいていませんが、意識して息を吐く場合には腹横筋や内肋間筋などが活躍します。このようなメカニズムから、呼吸をするときに作用する筋肉である「呼吸筋」を鍛えれば、呼吸機能の向上に効果があり、肺活量も増大することが期待できます。 また、運動習慣がない人に比べて、運動習慣がある人は肺活量が多い傾向にあります。これは、運動によって呼吸筋が鍛えられて呼吸機能が向上し、肺活量も増大している可能性がるためです。   肺活量を増やすメリット(一般の人、スポーツをする人向け) 肺活量は、性別、年齢、体格などによって異なり、一般的には20歳台をピークに加齢とともに低下するといわれています。しかし、トレーニングなどを重ね、肺活量を増やすことによって私たちの身体にさまざまなメリットがあります。 まずは「一般の人、スポーツをする人」が肺活量を増やすことで得られるメリットをお伝えします。...

肺活量ってなに?肺活量の検査内容や肺年齢についても解説

肺活量ってなに?肺活量の検査内容や肺年齢についても解説

昨今、コロナ禍によるマスク生活が長引き、息苦しさや呼吸が浅くなっているなと感じる方は増えています。この呼吸に関わる用語として「肺活量」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。 肺活量とはいったいなんでしょうか?今回は肺活量が身体のどのような機能を指し示しているのか、また、肺活量をはじめとする肺の機能をみる検査についても解説します。   肺活量ってなに? 肺活量とは、身体の中のどのような機能について使われる言葉なのか、肺活量の平均値なども含めて解説します。 ● 肺活量とは肺機能の指標 肺活量とは、安静時の呼吸状態で最大限に空気を吸い込んだ後、できるだけ努力して吐き出した空気の量を測定したものです。別の言い方をすると、肺活量は意識的に肺が出し入れすることのできる空気の最大量であるため、肺が正常に機能しているかどうか測るための指標のひとつでもあります。 ● 肺の仕組み 肺は、空気中の酸素を身体に取り入れ、いらなくなった二酸化炭素を排出するという重要な役割を果たしています。しかし、肺自体の力では空気を吸い込んだり、吐いたりすることができません。肺をとり囲む筋肉の動きによって空気を吸ったり吐いたりしています。この筋肉を呼吸筋と呼び、主に肋間筋や横隔膜などが含まれます。 ● 肺活量の基準値 肺活量の基準値は、成人の男性で3,000〜4,000ml、成人の女性で2,000〜3,000mlといわれています。年齢、性別、身長などによって基準値は異なります。また、水泳選手や男性のトップアスリートの肺活量は6,000ml以上にも達するといわれています。加えて一般の人でも水泳やマラソンなどの運動習慣がある人や、吹奏楽器を演奏する人も肺活量が高い傾向にあります。アスリートの肺活量について、こちらの記事でもくわしく紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。  肺活量の検査とは? 肺活量を測定する検査を、肺機能検査または呼吸機能検査といいます。その検査内容についてくわしく解説します。 ● 肺機能検査とは 肺機能検査とは、肺活量を含む、空気を吐く量や吸う量、スピードなどを調べるものです。 一般に肺機能検査は、スパイロメーターという計測器を使って調べます。まず鼻をクリップでとめて、鼻から空気が漏れないようにします。そして、スパイロメーターのマウスピースを装着します。そのまま通常の呼吸を数回繰り返した後、思いっきり吸ったり吐いたりして肺活量や1秒間にどの程度空気を吐き出せるかなどを計測していきます。 ● この検査からどういうことがわかるの? 肺機能検査では、呼吸機能に異常がないか指し示す、以下のようなさまざま数値を調べることができます。<肺活量>空気を胸いっぱいに吸い込み、それをすべて吐き出した時に、肺の中を出入りする空気の量です。基準値は、年齢、性別、身長などによって異なりますが、多すぎても少なすぎてもいけません。<%肺活量>年齢、性別、身長から予測される平均的な肺活量に対して、自分の肺活量がどの程度なのかを相対的に表す数値です。80%以上が基準値とされ、80%未満の場合は何らかの異常があることが考えられます。<努力性肺活量>通常の肺活量とは、胸いっぱいに空気を吸い込みゆっくり吐き出す量ですが、これに対して努力性肺活量とは、胸いっぱいに空気を吸ってから、一気に急速に吐き切った際の空気量をいいます。<1秒量>一気にはき出した空気の量(努力性肺活量)のうち、最初の1秒間でどのくらい吐き出すことができたかを表します。<1秒率>一気にはき出した空気の量(努力性肺活量)に対する、1秒量の比率です。70%以上が基準値となります。 ● どんな病気が疑われるの? 上記の項目のなかでも特に重要なのが「%肺活量」と「1秒率」です。%肺活量が80%未満の場合は、肺炎や肺結核など、肺の空気を入れる容量が少なくなる拘束性肺機能障害が考えられます。1秒率が70%未満の場合は、気管支ぜんそくや気管支炎など、空気の通り道が狭くなる閉塞性肺機能障害が疑われます。特に慢性閉塞肺疾患(COPD)は喫煙が主な原因で、近年多くなっています。  早期に肺の衰えを知るには、肺年齢をチェック 「肌年齢」「血管年齢」「骨年齢」など、身体の健康状態を年齢に例えて表す言葉が多く存在しますが、ここでは「肺年齢」についてくわしく解説します。 ● 肺年齢とは...

肺活量ってなに?肺活量の検査内容や肺年齢についても解説

昨今、コロナ禍によるマスク生活が長引き、息苦しさや呼吸が浅くなっているなと感じる方は増えています。この呼吸に関わる用語として「肺活量」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。 肺活量とはいったいなんでしょうか?今回は肺活量が身体のどのような機能を指し示しているのか、また、肺活量をはじめとする肺の機能をみる検査についても解説します。   肺活量ってなに? 肺活量とは、身体の中のどのような機能について使われる言葉なのか、肺活量の平均値なども含めて解説します。 ● 肺活量とは肺機能の指標 肺活量とは、安静時の呼吸状態で最大限に空気を吸い込んだ後、できるだけ努力して吐き出した空気の量を測定したものです。別の言い方をすると、肺活量は意識的に肺が出し入れすることのできる空気の最大量であるため、肺が正常に機能しているかどうか測るための指標のひとつでもあります。 ● 肺の仕組み 肺は、空気中の酸素を身体に取り入れ、いらなくなった二酸化炭素を排出するという重要な役割を果たしています。しかし、肺自体の力では空気を吸い込んだり、吐いたりすることができません。肺をとり囲む筋肉の動きによって空気を吸ったり吐いたりしています。この筋肉を呼吸筋と呼び、主に肋間筋や横隔膜などが含まれます。 ● 肺活量の基準値 肺活量の基準値は、成人の男性で3,000〜4,000ml、成人の女性で2,000〜3,000mlといわれています。年齢、性別、身長などによって基準値は異なります。また、水泳選手や男性のトップアスリートの肺活量は6,000ml以上にも達するといわれています。加えて一般の人でも水泳やマラソンなどの運動習慣がある人や、吹奏楽器を演奏する人も肺活量が高い傾向にあります。アスリートの肺活量について、こちらの記事でもくわしく紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。  肺活量の検査とは? 肺活量を測定する検査を、肺機能検査または呼吸機能検査といいます。その検査内容についてくわしく解説します。 ● 肺機能検査とは 肺機能検査とは、肺活量を含む、空気を吐く量や吸う量、スピードなどを調べるものです。 一般に肺機能検査は、スパイロメーターという計測器を使って調べます。まず鼻をクリップでとめて、鼻から空気が漏れないようにします。そして、スパイロメーターのマウスピースを装着します。そのまま通常の呼吸を数回繰り返した後、思いっきり吸ったり吐いたりして肺活量や1秒間にどの程度空気を吐き出せるかなどを計測していきます。 ● この検査からどういうことがわかるの? 肺機能検査では、呼吸機能に異常がないか指し示す、以下のようなさまざま数値を調べることができます。<肺活量>空気を胸いっぱいに吸い込み、それをすべて吐き出した時に、肺の中を出入りする空気の量です。基準値は、年齢、性別、身長などによって異なりますが、多すぎても少なすぎてもいけません。<%肺活量>年齢、性別、身長から予測される平均的な肺活量に対して、自分の肺活量がどの程度なのかを相対的に表す数値です。80%以上が基準値とされ、80%未満の場合は何らかの異常があることが考えられます。<努力性肺活量>通常の肺活量とは、胸いっぱいに空気を吸い込みゆっくり吐き出す量ですが、これに対して努力性肺活量とは、胸いっぱいに空気を吸ってから、一気に急速に吐き切った際の空気量をいいます。<1秒量>一気にはき出した空気の量(努力性肺活量)のうち、最初の1秒間でどのくらい吐き出すことができたかを表します。<1秒率>一気にはき出した空気の量(努力性肺活量)に対する、1秒量の比率です。70%以上が基準値となります。 ● どんな病気が疑われるの? 上記の項目のなかでも特に重要なのが「%肺活量」と「1秒率」です。%肺活量が80%未満の場合は、肺炎や肺結核など、肺の空気を入れる容量が少なくなる拘束性肺機能障害が考えられます。1秒率が70%未満の場合は、気管支ぜんそくや気管支炎など、空気の通り道が狭くなる閉塞性肺機能障害が疑われます。特に慢性閉塞肺疾患(COPD)は喫煙が主な原因で、近年多くなっています。  早期に肺の衰えを知るには、肺年齢をチェック 「肌年齢」「血管年齢」「骨年齢」など、身体の健康状態を年齢に例えて表す言葉が多く存在しますが、ここでは「肺年齢」についてくわしく解説します。 ● 肺年齢とは...

【不眠解消のカギは呼吸!】よく眠れる呼吸法とは?

【不眠解消のカギは呼吸!】よく眠れる呼吸法とは?

現代社会では、不眠に悩む人が意外と多いもの。また、日頃は特に不眠に悩んでいない人でも、旅行などで寝る場所が変わったり、海外での時差ボケなどの影響で、一時的に眠れなくなることは、珍しくありません。とはいえ、薬などに頼ることには、抵抗を覚える人もいることでしょう。そうしたときは、安眠を誘いやすい呼吸法をマスターすることで、不眠の苦しみから開放されるようになるかもしれません。そこで今回は、ぐっすり眠るための呼吸法をご紹介いたします。   現代社会は不眠社会 実は現代社会は、様々な理由により不眠になりやすい社会です。夜に眠ることが難しい社会となってしまった背景には、どのようなことがあるのでしょうか。 ① 心も体も24時間やすまず活動する社会 その昔、人間は日が昇ったら起きて働き、日が沈んだら寝るというサイクルで生活をすることが一般的でした。しかし、現在は経済・社会活動が複雑化し、地球の裏側にある企業と取引していたり、情報をリアルタイムで見る必要のある職業の方が増えてきました。 そのため、例えば、日本で夜になっても、地球の裏側は昼間で経済活動をしていることになるので、日本に暮らす人は夜も寝ないで地球の裏側からに情報に注目していなくてはなりません。 たとえ、体は日本で寝ていたとしても、日本の裏側の状況が気になっていては、安眠することは難しいでしょう。また、様々なストレスにより、悩み事があるためよる眠れないケースというのも増えています。 そのような状況では、夜に体と心をしっかり休めることは難しい時代であると言うことができるでしょう。   ② PCやスマホの利用で脳も常に緊張状態 今は多くの人がスマートフォンやタブレット、PCの画面を常に見ているような状況です。このような画面からはブルーライトがでており、目にはかなり強い光の刺激となります。その結果見続けていると、目を酷使すると同時に、目の周りの筋肉も酷使することになります。 同時に夜にブルーライトのような強い光の刺激を目で見ていると、体は「朝が来た」ものと勘違いして、体内時計が活動モードになってしまいます。そのため夜にブルーライトを浴びると、夜に眠ることが難しくなります。 もちろん、目に刺激の強い光は脳にも強い刺激になるため、ブルーライトにより脳自体も夜に活発モードになり、一層眠れなくなってしまうのです。   ③ 不眠は心と身体を不健康に 不眠は人間を一気に不健康にします。不眠により体の抵抗力も下がりますし、仕事や勉強をすすめるための集中力も低下します。 体内の様々なホルモン分泌もバラスが崩れ、女性は特に生理が止まってしまうなどのことも起こります。急激に太ったり、逆に痩せたりする人も少なくありません。 不眠は人間のからだにとって大きなストレスとなるので、注意しましょう。   呼吸法をかえると、どうして眠れるようになるのか? 不眠に悩む人は多いものの、病院に行くっことに躊躇したり、薬に頼るのはちょっと、と思う人は多いもの。そんな人は、まず寝る前の呼吸法を少し変えることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。呼吸法を変えることで心身に副作用もでることはありませんし、金銭的なコストはゼロ。不眠解消の最初の一歩として、呼吸法を変えることには、他にもいろいろなメリットがあるのです。 ① 交感神経と副交感神経の切り替えができるようになる 基本的に交感神経は心身を「動かす」神経であり、副交感神経は心身を「休ませる」神経です。 この交感神経と副交感神経は、自分で意識して刺激を与えることができる神経ではなく、またストレスなどがかかるとこの2つの神経のバランスが崩れ、その結果眠れなります。 しかし、横になって深い呼吸をすることで、副交感神経が優位に働きリラックスしやすくなり、よく眠れるようになります。...

【不眠解消のカギは呼吸!】よく眠れる呼吸法とは?

現代社会では、不眠に悩む人が意外と多いもの。また、日頃は特に不眠に悩んでいない人でも、旅行などで寝る場所が変わったり、海外での時差ボケなどの影響で、一時的に眠れなくなることは、珍しくありません。とはいえ、薬などに頼ることには、抵抗を覚える人もいることでしょう。そうしたときは、安眠を誘いやすい呼吸法をマスターすることで、不眠の苦しみから開放されるようになるかもしれません。そこで今回は、ぐっすり眠るための呼吸法をご紹介いたします。   現代社会は不眠社会 実は現代社会は、様々な理由により不眠になりやすい社会です。夜に眠ることが難しい社会となってしまった背景には、どのようなことがあるのでしょうか。 ① 心も体も24時間やすまず活動する社会 その昔、人間は日が昇ったら起きて働き、日が沈んだら寝るというサイクルで生活をすることが一般的でした。しかし、現在は経済・社会活動が複雑化し、地球の裏側にある企業と取引していたり、情報をリアルタイムで見る必要のある職業の方が増えてきました。 そのため、例えば、日本で夜になっても、地球の裏側は昼間で経済活動をしていることになるので、日本に暮らす人は夜も寝ないで地球の裏側からに情報に注目していなくてはなりません。 たとえ、体は日本で寝ていたとしても、日本の裏側の状況が気になっていては、安眠することは難しいでしょう。また、様々なストレスにより、悩み事があるためよる眠れないケースというのも増えています。 そのような状況では、夜に体と心をしっかり休めることは難しい時代であると言うことができるでしょう。   ② PCやスマホの利用で脳も常に緊張状態 今は多くの人がスマートフォンやタブレット、PCの画面を常に見ているような状況です。このような画面からはブルーライトがでており、目にはかなり強い光の刺激となります。その結果見続けていると、目を酷使すると同時に、目の周りの筋肉も酷使することになります。 同時に夜にブルーライトのような強い光の刺激を目で見ていると、体は「朝が来た」ものと勘違いして、体内時計が活動モードになってしまいます。そのため夜にブルーライトを浴びると、夜に眠ることが難しくなります。 もちろん、目に刺激の強い光は脳にも強い刺激になるため、ブルーライトにより脳自体も夜に活発モードになり、一層眠れなくなってしまうのです。   ③ 不眠は心と身体を不健康に 不眠は人間を一気に不健康にします。不眠により体の抵抗力も下がりますし、仕事や勉強をすすめるための集中力も低下します。 体内の様々なホルモン分泌もバラスが崩れ、女性は特に生理が止まってしまうなどのことも起こります。急激に太ったり、逆に痩せたりする人も少なくありません。 不眠は人間のからだにとって大きなストレスとなるので、注意しましょう。   呼吸法をかえると、どうして眠れるようになるのか? 不眠に悩む人は多いものの、病院に行くっことに躊躇したり、薬に頼るのはちょっと、と思う人は多いもの。そんな人は、まず寝る前の呼吸法を少し変えることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。呼吸法を変えることで心身に副作用もでることはありませんし、金銭的なコストはゼロ。不眠解消の最初の一歩として、呼吸法を変えることには、他にもいろいろなメリットがあるのです。 ① 交感神経と副交感神経の切り替えができるようになる 基本的に交感神経は心身を「動かす」神経であり、副交感神経は心身を「休ませる」神経です。 この交感神経と副交感神経は、自分で意識して刺激を与えることができる神経ではなく、またストレスなどがかかるとこの2つの神経のバランスが崩れ、その結果眠れなります。 しかし、横になって深い呼吸をすることで、副交感神経が優位に働きリラックスしやすくなり、よく眠れるようになります。...

ランニングのための呼吸法をマスターしよう!【走るのが楽しくなる呼吸法はこれ】

ランニングのための呼吸法をマスターしよう!【走るのが楽しくなる呼吸法はこれ】

ランニングはすべてのスポーツの基本です。走ることだけに特化したマラソンや陸上競技はもちろん、その他の持久力が必要な競技においては、ランニングが早いというのは、プレーにおいて大きなアドバンテージになります。 とはいえ、すぐに息が上がってしまうなどの理由でランニングがあまり得意ではない人がいるのも事実。この記事では、ランニングが楽になる呼吸法を徹底解説します。   ランニングで呼吸法が大事な理由とは ランニングはそれ自体立派なスポーツですが、その一方で、他のスポーツのトレーニングの一部として取り入れられることも多いものです。 そんな応用範囲の広いランニングをする時に、なぜ呼吸法に注意することが必要なのでしょうか。その理由としては、主に次の3つが考えられます。 ① 持久力を向上させるため まず、多くのスポーツでトレーニングの一つとしてランニングが取り入れられている目的は、持久力を向上させることにあります。いわば長い時間確実に動き続けることができるような体を作るために、ランニングを取り入れているということになります。 そのランニングで、呼吸に注意しながら走るということは、体の中に入る酸素の量を増やして、より長い時間運動に耐えることができる持久力を得るための方法の一つとなるのです。その結果、普通に走っているときよりも、持久力が向上しやすくなる可能性があります。   ② 脳を動かして、的確に状況判断するため 実は体の中で、最も酸素を消費する器官が脳です。そのため、酸欠状態になり脳に十分な酸素が行き渡らなくなると、脳の働きを低下させることにもなります。 具体的には、記憶力や集中力が低下したり、的確な判断ができなくなったりします。そのため、’バスケットボールなど複雑な戦略を使い分けながらプレーをするスポーツでは、脳をしっかり動かして状況判断するために、体の中に十分に酸素を取り入れる必要があるのです。 ランニング時に呼吸を意識することで、脳にも酸素が行き渡りやすくなり、試合中も集中力を切らすことなくプレーできるようになります。  ③ ランニング(あるいはスポーツ)後の疲労回復のため ランニング時に呼吸を注意することで、ランニングやスポーツをしたあとの疲労回復が早まる可能性もあります。 まず体の中の酸素の量が増えると、全身の血液の流れがとてもスムーズになります。その結果筋肉の疲労物質である乳酸も血液の流れに乗って体の中で分解されやすくなります。 対象的に、酸欠状態になると、プレーしているスポーツそのもののパフォーマンスが下がるだけでなく、プレー後の疲労回復にも時間がかかってしまうのです。このように、ランニングする時に呼吸を意識すると多くのアドバンテージがあるのです。   ランニング中の呼吸方法とは ランニング中に呼吸を意識すると何らかの利点があることはご理解いただけたかと思います。 では、実際にランニングをするときには、具体的にどのような点に注意して呼吸をすると良いのでしょうか。次に説明する3点が参考になるでしょう。 ①6拍子呼吸で走る ランニングを走るときは、通称6拍子呼吸と呼ばれる呼吸方法で走ることをおすすめします。これは「3回吸って、3回吐く」呼吸法で、実際の呼吸の仕方は「スースースー、ハーハーハー」という形になります。 この呼吸法で大事なのは、どちらかというと後半の息を吐くときにより意識することです。ランニング中の呼吸はうまく吐くことができれば、自動的にうまく吸うこともできます。そのため、息を吐くことに意識を向けたほうがスムーズに走ることができます。   ②自分にあったリズムで呼吸を...

ランニングのための呼吸法をマスターしよう!【走るのが楽しくなる呼吸法はこれ】

ランニングはすべてのスポーツの基本です。走ることだけに特化したマラソンや陸上競技はもちろん、その他の持久力が必要な競技においては、ランニングが早いというのは、プレーにおいて大きなアドバンテージになります。 とはいえ、すぐに息が上がってしまうなどの理由でランニングがあまり得意ではない人がいるのも事実。この記事では、ランニングが楽になる呼吸法を徹底解説します。   ランニングで呼吸法が大事な理由とは ランニングはそれ自体立派なスポーツですが、その一方で、他のスポーツのトレーニングの一部として取り入れられることも多いものです。 そんな応用範囲の広いランニングをする時に、なぜ呼吸法に注意することが必要なのでしょうか。その理由としては、主に次の3つが考えられます。 ① 持久力を向上させるため まず、多くのスポーツでトレーニングの一つとしてランニングが取り入れられている目的は、持久力を向上させることにあります。いわば長い時間確実に動き続けることができるような体を作るために、ランニングを取り入れているということになります。 そのランニングで、呼吸に注意しながら走るということは、体の中に入る酸素の量を増やして、より長い時間運動に耐えることができる持久力を得るための方法の一つとなるのです。その結果、普通に走っているときよりも、持久力が向上しやすくなる可能性があります。   ② 脳を動かして、的確に状況判断するため 実は体の中で、最も酸素を消費する器官が脳です。そのため、酸欠状態になり脳に十分な酸素が行き渡らなくなると、脳の働きを低下させることにもなります。 具体的には、記憶力や集中力が低下したり、的確な判断ができなくなったりします。そのため、’バスケットボールなど複雑な戦略を使い分けながらプレーをするスポーツでは、脳をしっかり動かして状況判断するために、体の中に十分に酸素を取り入れる必要があるのです。 ランニング時に呼吸を意識することで、脳にも酸素が行き渡りやすくなり、試合中も集中力を切らすことなくプレーできるようになります。  ③ ランニング(あるいはスポーツ)後の疲労回復のため ランニング時に呼吸を注意することで、ランニングやスポーツをしたあとの疲労回復が早まる可能性もあります。 まず体の中の酸素の量が増えると、全身の血液の流れがとてもスムーズになります。その結果筋肉の疲労物質である乳酸も血液の流れに乗って体の中で分解されやすくなります。 対象的に、酸欠状態になると、プレーしているスポーツそのもののパフォーマンスが下がるだけでなく、プレー後の疲労回復にも時間がかかってしまうのです。このように、ランニングする時に呼吸を意識すると多くのアドバンテージがあるのです。   ランニング中の呼吸方法とは ランニング中に呼吸を意識すると何らかの利点があることはご理解いただけたかと思います。 では、実際にランニングをするときには、具体的にどのような点に注意して呼吸をすると良いのでしょうか。次に説明する3点が参考になるでしょう。 ①6拍子呼吸で走る ランニングを走るときは、通称6拍子呼吸と呼ばれる呼吸方法で走ることをおすすめします。これは「3回吸って、3回吐く」呼吸法で、実際の呼吸の仕方は「スースースー、ハーハーハー」という形になります。 この呼吸法で大事なのは、どちらかというと後半の息を吐くときにより意識することです。ランニング中の呼吸はうまく吐くことができれば、自動的にうまく吸うこともできます。そのため、息を吐くことに意識を向けたほうがスムーズに走ることができます。   ②自分にあったリズムで呼吸を...

これでマラソンが楽に走れる!!おすすめのマラソン用呼吸法とは?

これでマラソンが楽に走れる!!おすすめのマラソン用呼吸法とは?

日本国内だけでなく、世界各地で開催されているのがマラソンの大会です。ランナーの中には、今年出場する大会をすでに決めて、日々トレーニングに励んでいる方も少なくないことでしょう。 とはいえ、マラソンを走りたいと思っても、「すぐに呼吸するのが苦しくなるから」という理由で走るのを躊躇してしまう人も少なくはありません。でも、呼吸法を少し変えることでマラソンが楽に走ることができる人も、意外と多くいるのです。 この記事では、マラソンを走るのが楽になる呼吸法とその呼吸法のトレーニングの仕方をご紹介いたします。    マラソンのあの「苦しさ」とは一体どこから来るのか? 趣味でマラソンを楽しんでいる人はたくさんいます。しかし、その一方で「マラソンは苦しく、辛いもの」と思っている人も少なくありません。 では、具体的にはマラソンのどのような点が、人にとって苦しいものなのでしょうか。理由としては、次の3つが考えられます。 ①体の筋肉が長時間の運動についていけないから マラソンは長い時間、走るという動作を繰り返します。 そして走っている間はずっと、ほぼ同じ体の部分の筋肉に使い続けることになります。つまり、繰り返される「走る」という動きに対応できるだけの筋力の強さや筋持久力がないと、体を長い間動かすことができなくなってしまうのです。 このように筋肉が長い時間動くことに慣れていないと、マラソンのような長い時間をかけて行うスポーツをすることは、本当に苦しくなってしまうでしょう。   ②呼吸が苦しくなってしまうから マラソンを含めて、人間は走っているときは、ほとんどの人が腹式呼吸をしています。普通に日常生活を送っていると、長い時間腹式呼吸をする機会というのは、意外と多くありません。そして、呼吸をつかさどる肺を動かすのは、その周囲の呼吸筋という筋肉群です。 つまり、マラソンを走っている間に人は、日頃使わない腹式呼吸のための呼吸筋を集中して、かつ長い時間動かしているのです。そのため、腹式呼吸のための呼吸筋が十分に鍛えられないうちは、マラソンで走ると呼吸が苦しくなりがちです。 しかし、呼吸筋というのは筋肉の一種なので鍛えることができますし、その結果長い時間腹式呼吸をしても苦しくなりにくくなることも可能です。呼吸筋の鍛え方としてはいくつか方法がありますので、こちらの記事をご参考ください。   ③長時間走ること自体に飽きてしまうから そして、長い間「走る」という動作を続けていると、その事自体に飽きてしまうという事も起こります。特に室内でトレッドミル等の上で走っていると、早く飽きが来る人も多いでしょう。 景色を見ながら走ることができるため、屋外で走ることが好きなひとが多いのは、この「飽き」のためです。長い時間走るマラソンの場合、集中するときと気分転換するときのバランスを上手く取ることが必要になります。このような要素が重なり、マラソンは苦しく辛いと考える人が多いのです。   この呼吸法で、マラソンは楽に走れる マラソンが苦しくなる理由の一つが、呼吸にあるということは前の章で説明したとおりです。しかし、マラソンの呼吸は注意すると楽にできるようになります。その秘訣をこの章でご紹介します。 ①「2回吸って、2回吐く」呼吸法 一般的には、マラソンを走るときには「2回吸って、2回吐く」呼吸法が良いといわれます。いわゆる「スースー、ハーハー」という呼吸を繰り返す呼吸法です。この変形で「3回吸って、3回吐く」つまり「スースースー、ハーハーハー」をすすめる情報もあります。 とはいえ、実際に走っているときには、最初のうちは「2回吸って、2回吐く」ことができても、距離が伸びるとこの呼吸法を続けることができなくなるひとも、少なくないでしょう。もちろん、「1回吸って、1回吐く」という呼吸法で走る人もいます。   ②吸うことよりも吐くことを意識 息を吸う回数や吐く回数よりも大事なことは、「呼吸時は、息を吐くことを意識する」ということです。 人間の呼吸筋は、特に腹式呼吸の場合、意識をして動かすことができるのは内外腹斜筋などの息を吐く時に使う筋肉です。腹式呼吸の場合、吐くことを意識すると自動的に深く息を吸うことができるようになります。...

これでマラソンが楽に走れる!!おすすめのマラソン用呼吸法とは?

日本国内だけでなく、世界各地で開催されているのがマラソンの大会です。ランナーの中には、今年出場する大会をすでに決めて、日々トレーニングに励んでいる方も少なくないことでしょう。 とはいえ、マラソンを走りたいと思っても、「すぐに呼吸するのが苦しくなるから」という理由で走るのを躊躇してしまう人も少なくはありません。でも、呼吸法を少し変えることでマラソンが楽に走ることができる人も、意外と多くいるのです。 この記事では、マラソンを走るのが楽になる呼吸法とその呼吸法のトレーニングの仕方をご紹介いたします。    マラソンのあの「苦しさ」とは一体どこから来るのか? 趣味でマラソンを楽しんでいる人はたくさんいます。しかし、その一方で「マラソンは苦しく、辛いもの」と思っている人も少なくありません。 では、具体的にはマラソンのどのような点が、人にとって苦しいものなのでしょうか。理由としては、次の3つが考えられます。 ①体の筋肉が長時間の運動についていけないから マラソンは長い時間、走るという動作を繰り返します。 そして走っている間はずっと、ほぼ同じ体の部分の筋肉に使い続けることになります。つまり、繰り返される「走る」という動きに対応できるだけの筋力の強さや筋持久力がないと、体を長い間動かすことができなくなってしまうのです。 このように筋肉が長い時間動くことに慣れていないと、マラソンのような長い時間をかけて行うスポーツをすることは、本当に苦しくなってしまうでしょう。   ②呼吸が苦しくなってしまうから マラソンを含めて、人間は走っているときは、ほとんどの人が腹式呼吸をしています。普通に日常生活を送っていると、長い時間腹式呼吸をする機会というのは、意外と多くありません。そして、呼吸をつかさどる肺を動かすのは、その周囲の呼吸筋という筋肉群です。 つまり、マラソンを走っている間に人は、日頃使わない腹式呼吸のための呼吸筋を集中して、かつ長い時間動かしているのです。そのため、腹式呼吸のための呼吸筋が十分に鍛えられないうちは、マラソンで走ると呼吸が苦しくなりがちです。 しかし、呼吸筋というのは筋肉の一種なので鍛えることができますし、その結果長い時間腹式呼吸をしても苦しくなりにくくなることも可能です。呼吸筋の鍛え方としてはいくつか方法がありますので、こちらの記事をご参考ください。   ③長時間走ること自体に飽きてしまうから そして、長い間「走る」という動作を続けていると、その事自体に飽きてしまうという事も起こります。特に室内でトレッドミル等の上で走っていると、早く飽きが来る人も多いでしょう。 景色を見ながら走ることができるため、屋外で走ることが好きなひとが多いのは、この「飽き」のためです。長い時間走るマラソンの場合、集中するときと気分転換するときのバランスを上手く取ることが必要になります。このような要素が重なり、マラソンは苦しく辛いと考える人が多いのです。   この呼吸法で、マラソンは楽に走れる マラソンが苦しくなる理由の一つが、呼吸にあるということは前の章で説明したとおりです。しかし、マラソンの呼吸は注意すると楽にできるようになります。その秘訣をこの章でご紹介します。 ①「2回吸って、2回吐く」呼吸法 一般的には、マラソンを走るときには「2回吸って、2回吐く」呼吸法が良いといわれます。いわゆる「スースー、ハーハー」という呼吸を繰り返す呼吸法です。この変形で「3回吸って、3回吐く」つまり「スースースー、ハーハーハー」をすすめる情報もあります。 とはいえ、実際に走っているときには、最初のうちは「2回吸って、2回吐く」ことができても、距離が伸びるとこの呼吸法を続けることができなくなるひとも、少なくないでしょう。もちろん、「1回吸って、1回吐く」という呼吸法で走る人もいます。   ②吸うことよりも吐くことを意識 息を吸う回数や吐く回数よりも大事なことは、「呼吸時は、息を吐くことを意識する」ということです。 人間の呼吸筋は、特に腹式呼吸の場合、意識をして動かすことができるのは内外腹斜筋などの息を吐く時に使う筋肉です。腹式呼吸の場合、吐くことを意識すると自動的に深く息を吸うことができるようになります。...