知っておきたい呼吸筋トレーニングの知識

マスク生活に負けない!喉の筋肉が弱まることで起きることとは?【鍛え方もご紹介】

マスク生活に負けない!喉の筋肉が弱まることで起きることとは?【鍛え方もご紹介】

  新型コロナウイルスにより、世界中の人がマスクをして生活することになりました。マスク生活により肺などの呼吸器に何らかの影響あるかもしれないと考えることは、当時から決して難しいことではなかったと言えるでしょう。しかし、マスク生活により「喉」の機能自体が低下してしまう人も少なくありません。 喉は呼吸はもちろん、食物や水分を飲み込み体内に送るという役割を持ちます。この「喉」の機能が弱まると、必要な食事が取れなくなったり、誤嚥(喉つまりや水分でむせたりする)などの事故が起こりやすくなるのです。また、喉の機能が弱まると話すことも難しくなるので、大きなストレスを感じる人もすくなくありません。 この記事では、マスク生活による喉の機能の低下を防ぐ方法をご紹介します。   「喉」が弱くなると、こんな困ったことが起こる マスク生活が続いたり、呼吸器関連の病気になったときに人工呼吸器などを使用したりすると、その後喉の機能が低下することがあります。喉を動かすのも筋肉であるため、その筋力が低下すると、喉が十分に機能しなくなるのです では、実際に喉の筋肉が弱くなると、どのような影響が日常生活で起こるのでしょうか。 ① 声が小さくなる。大声が出せなくなる まず、喉の機能が低下すると、声が小さくなったり大きな声を出すのが難しくなったりします。 人間は、肺から喉にある声帯へ空気が送られると、声を発することができるようになっています。実はこの声帯も人間の筋肉なのです。そのため、疲労することもあれば筋肉がダメージを受けることもありますし、もちろん声帯が使われないとその筋力は弱くなってしまいます。 このように、マスク生活が長くなり、人と話す機会が少なくなると声帯の筋肉が弱まり声が出にくくなることもあるのです。   ② 食べ物を飲み込むのが大変になる 喉から人間の体内に入るものは、外気と食物の2つです。マスク生活が長くなり、喉が弱くなると、食物の摂取にも問題が起きるようになります。というのも、マスクで顔が隠れることにより、表情筋を動かすことが少なくなります。 そのため口の周りの表情筋の筋力が低下すると同時に、ものを飲み込む時にはたらく喉の筋肉の筋力も低下してしまうのです。その結果、食事の時などにものを飲み込むことが難しくなるだけでなく、喉詰まりが起きたりむせたりするようになります。   ③ 肺活量が変わることも マスク生活により、喉の機能が弱まると肺活量自体が変わる場合もあります。こちらの記事で指摘されている通り、マスクをつけたままスポーツのトレーニングをすることで呼吸筋が鍛えられた結果、肺活量が上る可能性というのもたしかにあります。 しかし、ほとんどの人の場合、マスクをして日常生活をすることにより、話す機械などが減り、その結果肺に入る空気の量が減ることのほうが大きな問題となるでしょう。また、肺活量が減るとますます声が出にくくなるなどの影響も考えられます。   「喉」を鍛えるには、「呼吸」を鍛える ① 呼吸が弱くなると、喉も弱くなる 喉の機能を弱める理由の一つとして考えられるのが、呼吸が弱くなったことです。喉には外気の通り道である「気管」と水や食物の通り道である「食道管」の2つの管があります。 この2つの管はともに筋肉によって動いています。マスク生活が長くなると、人はどうしても浅い呼吸になりがちです。すると、この記事を参考にした通り、特に気管を動かす筋肉が弱まり、ますます呼吸が浅くなってしまいます。そして、一層喉の機能が低下してしまうという悪循環が発生してしまうのです。  ...

マスク生活に負けない!喉の筋肉が弱まることで起きることとは?【鍛え方もご紹介】

  新型コロナウイルスにより、世界中の人がマスクをして生活することになりました。マスク生活により肺などの呼吸器に何らかの影響あるかもしれないと考えることは、当時から決して難しいことではなかったと言えるでしょう。しかし、マスク生活により「喉」の機能自体が低下してしまう人も少なくありません。 喉は呼吸はもちろん、食物や水分を飲み込み体内に送るという役割を持ちます。この「喉」の機能が弱まると、必要な食事が取れなくなったり、誤嚥(喉つまりや水分でむせたりする)などの事故が起こりやすくなるのです。また、喉の機能が弱まると話すことも難しくなるので、大きなストレスを感じる人もすくなくありません。 この記事では、マスク生活による喉の機能の低下を防ぐ方法をご紹介します。   「喉」が弱くなると、こんな困ったことが起こる マスク生活が続いたり、呼吸器関連の病気になったときに人工呼吸器などを使用したりすると、その後喉の機能が低下することがあります。喉を動かすのも筋肉であるため、その筋力が低下すると、喉が十分に機能しなくなるのです では、実際に喉の筋肉が弱くなると、どのような影響が日常生活で起こるのでしょうか。 ① 声が小さくなる。大声が出せなくなる まず、喉の機能が低下すると、声が小さくなったり大きな声を出すのが難しくなったりします。 人間は、肺から喉にある声帯へ空気が送られると、声を発することができるようになっています。実はこの声帯も人間の筋肉なのです。そのため、疲労することもあれば筋肉がダメージを受けることもありますし、もちろん声帯が使われないとその筋力は弱くなってしまいます。 このように、マスク生活が長くなり、人と話す機会が少なくなると声帯の筋肉が弱まり声が出にくくなることもあるのです。   ② 食べ物を飲み込むのが大変になる 喉から人間の体内に入るものは、外気と食物の2つです。マスク生活が長くなり、喉が弱くなると、食物の摂取にも問題が起きるようになります。というのも、マスクで顔が隠れることにより、表情筋を動かすことが少なくなります。 そのため口の周りの表情筋の筋力が低下すると同時に、ものを飲み込む時にはたらく喉の筋肉の筋力も低下してしまうのです。その結果、食事の時などにものを飲み込むことが難しくなるだけでなく、喉詰まりが起きたりむせたりするようになります。   ③ 肺活量が変わることも マスク生活により、喉の機能が弱まると肺活量自体が変わる場合もあります。こちらの記事で指摘されている通り、マスクをつけたままスポーツのトレーニングをすることで呼吸筋が鍛えられた結果、肺活量が上る可能性というのもたしかにあります。 しかし、ほとんどの人の場合、マスクをして日常生活をすることにより、話す機械などが減り、その結果肺に入る空気の量が減ることのほうが大きな問題となるでしょう。また、肺活量が減るとますます声が出にくくなるなどの影響も考えられます。   「喉」を鍛えるには、「呼吸」を鍛える ① 呼吸が弱くなると、喉も弱くなる 喉の機能を弱める理由の一つとして考えられるのが、呼吸が弱くなったことです。喉には外気の通り道である「気管」と水や食物の通り道である「食道管」の2つの管があります。 この2つの管はともに筋肉によって動いています。マスク生活が長くなると、人はどうしても浅い呼吸になりがちです。すると、この記事を参考にした通り、特に気管を動かす筋肉が弱まり、ますます呼吸が浅くなってしまいます。そして、一層喉の機能が低下してしまうという悪循環が発生してしまうのです。  ...

【深い呼吸で活動的な毎日を!】心肺機能を強化する呼吸法とは?

【深い呼吸で活動的な毎日を!】心肺機能を強化する呼吸法とは?

  「最近、スポーツをしていても疲れやすい」「すぐに息切れしてしまう」と感じていませんか?その原因は、心肺機能の低下にあるかもしれません。心肺機能は全身の持久力にかかわるため運動のパフォーマンスや日常の活動にも影響を与えてきます。今回は心肺機能を強化することでどのようなメリットがあるか、また、心肺機能を強化する呼吸法をご紹介していきます。疲れにくい身体でスポーツを楽しみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。   心肺機能の基礎知識 心肺機能とはどのような身体のはたらきを指すのか、くわしく見ていきましょう。   ● 心肺機能とは 心肺機能は、その字の通り、心臓と肺の両方をまとめた機能のことです。肺は呼吸によって体内に酸素を取り入れ、いらなくなった二酸化炭素を外へ排出する役目を果たしています。 一方、心臓は、ポンプのように、血液を全身に送り出しています。肺で取り込んだ酸素を血液に乗せて、身体のすみずみまで行き渡らせているのです。   ● 心肺機能にとって呼吸が重要 心肺機能と呼吸は、密接な関係にあります。そして、呼吸機能を支えているのが、横隔膜などの呼吸筋です。人間は呼吸によって酸素を取り込んでいますが、肺をしっかり膨らませるためには横隔膜が大きく動く必要があります。 そのため、呼吸筋のストレッチやトレーニングによって、呼吸に負荷をかけることで、心肺機能が向上するといわれています。   心肺機能を強化するメリット 心肺機能を強化することで私たちの活動にどのような影響を与えるのでしょうか。ここでは、心肺機能を強化することによる3つのメリットをお伝えします。   ① 持久力のアップ 心肺機能を強化するメリットの1つめが、持久力のアップです。持久力とは、長時間にわたって身体を動かし続けられる力のこと。運動を行うとき、呼吸によって酸素を体内に取り入れて、その酸素を身体全体に循環させて筋肉を動かすためのエネルギーに変えています。 心肺機能を強化し、より多くのエネルギーを生み出すことができるようになると、軽い負荷の運動を長時間行うことができます。このように、酸素を使って筋肉を動かすためのエネルギーを生み出す運動のことを、有酸素運動といいます 有酸素運動の代表格がランニングや水泳ですが、心肺機能を強化することで、これらのスポーツを長い時間楽しめるようになります。 以下の記事では、マラソンやランニングにおける呼吸法について解説しています。合わせてご覧ください。 これでマラソンが楽に走れる!!おすすめのマラソン用呼吸法とは? ランニングのための呼吸法をマスターしよう!【走るのが楽しくなる呼吸法はこれ】    ② 疲れにくい身体に...

【深い呼吸で活動的な毎日を!】心肺機能を強化する呼吸法とは?

  「最近、スポーツをしていても疲れやすい」「すぐに息切れしてしまう」と感じていませんか?その原因は、心肺機能の低下にあるかもしれません。心肺機能は全身の持久力にかかわるため運動のパフォーマンスや日常の活動にも影響を与えてきます。今回は心肺機能を強化することでどのようなメリットがあるか、また、心肺機能を強化する呼吸法をご紹介していきます。疲れにくい身体でスポーツを楽しみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。   心肺機能の基礎知識 心肺機能とはどのような身体のはたらきを指すのか、くわしく見ていきましょう。   ● 心肺機能とは 心肺機能は、その字の通り、心臓と肺の両方をまとめた機能のことです。肺は呼吸によって体内に酸素を取り入れ、いらなくなった二酸化炭素を外へ排出する役目を果たしています。 一方、心臓は、ポンプのように、血液を全身に送り出しています。肺で取り込んだ酸素を血液に乗せて、身体のすみずみまで行き渡らせているのです。   ● 心肺機能にとって呼吸が重要 心肺機能と呼吸は、密接な関係にあります。そして、呼吸機能を支えているのが、横隔膜などの呼吸筋です。人間は呼吸によって酸素を取り込んでいますが、肺をしっかり膨らませるためには横隔膜が大きく動く必要があります。 そのため、呼吸筋のストレッチやトレーニングによって、呼吸に負荷をかけることで、心肺機能が向上するといわれています。   心肺機能を強化するメリット 心肺機能を強化することで私たちの活動にどのような影響を与えるのでしょうか。ここでは、心肺機能を強化することによる3つのメリットをお伝えします。   ① 持久力のアップ 心肺機能を強化するメリットの1つめが、持久力のアップです。持久力とは、長時間にわたって身体を動かし続けられる力のこと。運動を行うとき、呼吸によって酸素を体内に取り入れて、その酸素を身体全体に循環させて筋肉を動かすためのエネルギーに変えています。 心肺機能を強化し、より多くのエネルギーを生み出すことができるようになると、軽い負荷の運動を長時間行うことができます。このように、酸素を使って筋肉を動かすためのエネルギーを生み出す運動のことを、有酸素運動といいます 有酸素運動の代表格がランニングや水泳ですが、心肺機能を強化することで、これらのスポーツを長い時間楽しめるようになります。 以下の記事では、マラソンやランニングにおける呼吸法について解説しています。合わせてご覧ください。 これでマラソンが楽に走れる!!おすすめのマラソン用呼吸法とは? ランニングのための呼吸法をマスターしよう!【走るのが楽しくなる呼吸法はこれ】    ② 疲れにくい身体に...

【嘘?本当?】インナーマッスルによくある疑問を解決!正しい知識を身に着けてトレーニングに役立てよう

【嘘?本当?】インナーマッスルによくある疑問を解決!正しい知識を身に着けてトレーニングに役立てよう

  近年、インナーマッスル、体幹、コア、軸などのという言葉が多くのメディアで取り上げられ、関連書籍は次々ベストセラーを記録しています。それにともなって、インターネットでは「インナーマッスルを鍛えるだけで痩せられるの?」「インナーマッスルのトレーニングは意味ないって本当なの?」など、インナーマッスルに関するさまざまな噂があとを絶ちません。たくさんある情報の中で何が嘘で何が真実か、判断に困ってしまいますよね。そこで今回はそんなインナーマッスルに関するよくある疑問を取り上げ、一つずつ解説していきます。スポーツをしている方や、身体づくりにインナーマッスルのトレーニングを役立てたいと考えている方は参考にしてみてくださいね。   インナーマッスルとは インナーマッスルという言葉は聞いたことがあるけど、正直、意味はあやふや……という方は意外と多いかもしれません。ここではインナーマッスルとは何か、混同されやすい言葉もご紹介します。   ● 身体の深いところにある筋肉のこと インナーマッスルとは別名「深層筋」とも呼ばれ、身体の深い部分に位置する筋肉のことです。身体の深いところにあるため、インナーマッスルが働いていることを確認するのは、見た目ではなかなか難しいかもしれません。 インナーマッスルは、身体の胴部分や肩関節、股関節など身体の各部分に存在しています。   ● インナーマッスルと混同しやすい「体幹・コア・軸」 インナーマッスルとよく混同されやすい言葉として「体幹」という言葉があります。フィットネスやエクササイズ関連の雑誌、書籍などでは「コア」や「軸」と表現されていることもあります。体幹とは、人の身体の中でも胴部分を指しています。つまり、インナーマッスルとは筋肉のある場所の「深さ」を示しており、体幹とは胴という「場所」を示している言葉なのです。似ているようで、まったく別の意味をもつ言葉である、ということが分かります。身体の各部におけるインナーマッスルなど、くわしい内容はこちらの記事でご紹介していますので、合わせてご覧ください。《インナーマッスルってどこの筋肉のこと?体幹との違いやそのはたらきを解説》   インナーマッスルに関する嘘?本当? インターネット上にはインナーマッスルに関するさまざまな噂や疑問が飛び交っています。なかでも、よく聞かれる疑問や、間違われやすい疑問について解説していきます。   ① インナーマッスルを鍛えていれば、アウターマッスルを鍛えなくてもいい? インナーマッスルとアウターマッスルはお互いに作用してはたらいているため、バランスよく鍛えていくことが大切であるといわれています。そのため、一般的には、インナーマッスルを鍛えていればアウターマッスルを鍛えなくてもいい、というのは「間違い」であるといえます。こちらの記事でもインナーマッスルとアウターマッスルの関係についてご紹介しているので、ぜひご覧ください。《インナーマッスルとアウターマッスルを同時に鍛える?はたらきや特徴の違いとは》   ② インナーマッスルを鍛えるだけで痩せる? インナーマッスルを鍛えることで基礎代謝量がアップすると、脂肪が燃焼しやすく太りにくい身体になるといわれています。ただし、インナーマッスルを鍛えるだけで必ずしも痩せる、とは言い切ることができません。基礎代謝は体温を上げたり心臓を動かしたり、生命を維持するために必要なエネルギーのことですが、筋肉量が増えると基礎代謝量もアップします。しかし、単に基礎代謝量が高い状態にあるだけでは、限界があります。ダイエットを効率的に進めるには、バランスのとれた食事を心がけ、有酸素運動で脂肪を燃焼させるなどの必要があります。インナーマッスルとダイエットに関する内容はこちらの記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。 《インナーマッスルを鍛えると痩せられるの?ダイエットにいい理由や効果的なトレーニング》   ③ インナーマッスルを鍛えるとケガが予防できる? 人間の身体は、インナーマッスルとアウターマッスルがお互いに作用して正しく動くことができます。そのため、「どちらか一方だけ鍛えればいい」ということはなく、インナーマッスルとアウターマッスル、どちらの筋肉もバランスよく使っていくことが、身体の安定性にもつながっていきます。またケガをしにくい身体づくりには、柔軟性を高めることも大切です。インナーマッスルを鍛えるトレーニングの前後にストレッチを取り入れ、効率的に身体づくりを行いましょう。...

【嘘?本当?】インナーマッスルによくある疑問を解決!正しい知識を身に着けてトレーニングに役立てよう

  近年、インナーマッスル、体幹、コア、軸などのという言葉が多くのメディアで取り上げられ、関連書籍は次々ベストセラーを記録しています。それにともなって、インターネットでは「インナーマッスルを鍛えるだけで痩せられるの?」「インナーマッスルのトレーニングは意味ないって本当なの?」など、インナーマッスルに関するさまざまな噂があとを絶ちません。たくさんある情報の中で何が嘘で何が真実か、判断に困ってしまいますよね。そこで今回はそんなインナーマッスルに関するよくある疑問を取り上げ、一つずつ解説していきます。スポーツをしている方や、身体づくりにインナーマッスルのトレーニングを役立てたいと考えている方は参考にしてみてくださいね。   インナーマッスルとは インナーマッスルという言葉は聞いたことがあるけど、正直、意味はあやふや……という方は意外と多いかもしれません。ここではインナーマッスルとは何か、混同されやすい言葉もご紹介します。   ● 身体の深いところにある筋肉のこと インナーマッスルとは別名「深層筋」とも呼ばれ、身体の深い部分に位置する筋肉のことです。身体の深いところにあるため、インナーマッスルが働いていることを確認するのは、見た目ではなかなか難しいかもしれません。 インナーマッスルは、身体の胴部分や肩関節、股関節など身体の各部分に存在しています。   ● インナーマッスルと混同しやすい「体幹・コア・軸」 インナーマッスルとよく混同されやすい言葉として「体幹」という言葉があります。フィットネスやエクササイズ関連の雑誌、書籍などでは「コア」や「軸」と表現されていることもあります。体幹とは、人の身体の中でも胴部分を指しています。つまり、インナーマッスルとは筋肉のある場所の「深さ」を示しており、体幹とは胴という「場所」を示している言葉なのです。似ているようで、まったく別の意味をもつ言葉である、ということが分かります。身体の各部におけるインナーマッスルなど、くわしい内容はこちらの記事でご紹介していますので、合わせてご覧ください。《インナーマッスルってどこの筋肉のこと?体幹との違いやそのはたらきを解説》   インナーマッスルに関する嘘?本当? インターネット上にはインナーマッスルに関するさまざまな噂や疑問が飛び交っています。なかでも、よく聞かれる疑問や、間違われやすい疑問について解説していきます。   ① インナーマッスルを鍛えていれば、アウターマッスルを鍛えなくてもいい? インナーマッスルとアウターマッスルはお互いに作用してはたらいているため、バランスよく鍛えていくことが大切であるといわれています。そのため、一般的には、インナーマッスルを鍛えていればアウターマッスルを鍛えなくてもいい、というのは「間違い」であるといえます。こちらの記事でもインナーマッスルとアウターマッスルの関係についてご紹介しているので、ぜひご覧ください。《インナーマッスルとアウターマッスルを同時に鍛える?はたらきや特徴の違いとは》   ② インナーマッスルを鍛えるだけで痩せる? インナーマッスルを鍛えることで基礎代謝量がアップすると、脂肪が燃焼しやすく太りにくい身体になるといわれています。ただし、インナーマッスルを鍛えるだけで必ずしも痩せる、とは言い切ることができません。基礎代謝は体温を上げたり心臓を動かしたり、生命を維持するために必要なエネルギーのことですが、筋肉量が増えると基礎代謝量もアップします。しかし、単に基礎代謝量が高い状態にあるだけでは、限界があります。ダイエットを効率的に進めるには、バランスのとれた食事を心がけ、有酸素運動で脂肪を燃焼させるなどの必要があります。インナーマッスルとダイエットに関する内容はこちらの記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。 《インナーマッスルを鍛えると痩せられるの?ダイエットにいい理由や効果的なトレーニング》   ③ インナーマッスルを鍛えるとケガが予防できる? 人間の身体は、インナーマッスルとアウターマッスルがお互いに作用して正しく動くことができます。そのため、「どちらか一方だけ鍛えればいい」ということはなく、インナーマッスルとアウターマッスル、どちらの筋肉もバランスよく使っていくことが、身体の安定性にもつながっていきます。またケガをしにくい身体づくりには、柔軟性を高めることも大切です。インナーマッスルを鍛えるトレーニングの前後にストレッチを取り入れ、効率的に身体づくりを行いましょう。...

【ブレストレーニングとは?】ブレストレーニングの効果や方法を解説

【ブレストレーニングとは?】ブレストレーニングの効果や方法を解説

  ブレストレーニングという言葉は、スポーツをやっている方以外にも、吹奏楽器を演奏する方や歌を歌っている方は、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ブレス(breath)= 呼吸、息つぎ という意味があり、すなわちブレストレーニングは、呼吸や息つぎのトレーニングを行うことを指します。ここでは、スポーツを行う際にも役立つブレストレーニングの方法や、ブレストレーニングによる効果などをお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。   ブレストレーニングとは? そもそもブレストレーニングとはどのようなトレーニングなのでしょうか。ここでは呼吸のしくみや人間の活動から、ブレストレーニングについて解説します。   ● 呼吸や息つぎのトレーニング ブレストレーニングとは、呼吸機能を鍛えるためのトレーニングです。ブレストレーニングについて、呼吸のしくみから紐解いてみましょう。人間の身体は食べ物などの栄養を酸素で燃やし、エネルギーを取り出しています。つまり、生きていくために必要なエネルギーを生み出すために酸素を取り入れ、不要になった二酸化炭素を吐き出しています。口や鼻から吸い込んだ空気は、気管を通って肺に送られます。しかし、肺そのものには、動かす機能が備わっていません。私たちが呼吸するときには、肋骨の間にある筋肉や横隔膜などを動かすことによって、肺の中の空気を出し入れしています。このような呼吸のしくみから、ブレストレーニングとは、肺やそのまわり存在している呼吸に関わる筋肉を鍛えるためのトレーニングともいえます。   ● 呼吸はあらゆる活動の基本 人間は、生命を維持するために常に呼吸を行なっていますが、その呼吸は、人間のあらゆる活動の基本となる動作ともいえます。例えば、水泳やウォーキングなどの有酸素運動をするとき、呼吸によって体内に酸素を取り込み、その酸素をエネルギーに変えて筋肉を動かすことができます。また、歌を歌うときに歌声のもとになるのは呼吸であり、フルートやトランペットなどの吹奏楽器を演奏するときも吐き出した息によって音が鳴ります。したがって、さまざまな活動の基盤をしっかりと作るためにも、まずは呼吸機能を高めることがカギとなります。   ブレストレーニングの効果 ブレストレーニングを行うことによって心身ともにさまざまなメリットがあることが分かりました。次に、実際にブレストレーニングを行う方法についてお伝えします。 ブレストレーニングを行うことで身体にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、ブレストレーニングによる5つの効果をご紹介します。   ① 体力がアップ ブレストレーニングによって、肺や呼吸に関わる筋肉が鍛えられると、呼吸によってより多くの酸素を体内に取り込めるようになります。その結果、運動をしていても息切れしにくく、疲れにくい身体となります。呼吸機能が高まり、より長時間、より強度の高い運動を行うことができるようになると、よりいっそう全身の筋力が鍛えられます。このように、呼吸と運動の間によい循環が生まれます。   ② 免疫力がアップ 新型コロナウイルスの感染の影響で、さまざまなメディアで「免疫力を上げよう」という言葉をよく聞くようになりました。免疫とは、細菌やウイルスの侵入から身体を守る防御システムのことです。そのため、免疫力が低下すると、インフルエンザなどの感染症や風邪にかかりやすくなってしまいます。ブレストレーニングを行うことで全身の血液の流れがよくなると、免疫細胞のはたらきも活性化されるため、免疫力が高まるのです。   ③ 心が安定する...

【ブレストレーニングとは?】ブレストレーニングの効果や方法を解説

  ブレストレーニングという言葉は、スポーツをやっている方以外にも、吹奏楽器を演奏する方や歌を歌っている方は、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ブレス(breath)= 呼吸、息つぎ という意味があり、すなわちブレストレーニングは、呼吸や息つぎのトレーニングを行うことを指します。ここでは、スポーツを行う際にも役立つブレストレーニングの方法や、ブレストレーニングによる効果などをお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。   ブレストレーニングとは? そもそもブレストレーニングとはどのようなトレーニングなのでしょうか。ここでは呼吸のしくみや人間の活動から、ブレストレーニングについて解説します。   ● 呼吸や息つぎのトレーニング ブレストレーニングとは、呼吸機能を鍛えるためのトレーニングです。ブレストレーニングについて、呼吸のしくみから紐解いてみましょう。人間の身体は食べ物などの栄養を酸素で燃やし、エネルギーを取り出しています。つまり、生きていくために必要なエネルギーを生み出すために酸素を取り入れ、不要になった二酸化炭素を吐き出しています。口や鼻から吸い込んだ空気は、気管を通って肺に送られます。しかし、肺そのものには、動かす機能が備わっていません。私たちが呼吸するときには、肋骨の間にある筋肉や横隔膜などを動かすことによって、肺の中の空気を出し入れしています。このような呼吸のしくみから、ブレストレーニングとは、肺やそのまわり存在している呼吸に関わる筋肉を鍛えるためのトレーニングともいえます。   ● 呼吸はあらゆる活動の基本 人間は、生命を維持するために常に呼吸を行なっていますが、その呼吸は、人間のあらゆる活動の基本となる動作ともいえます。例えば、水泳やウォーキングなどの有酸素運動をするとき、呼吸によって体内に酸素を取り込み、その酸素をエネルギーに変えて筋肉を動かすことができます。また、歌を歌うときに歌声のもとになるのは呼吸であり、フルートやトランペットなどの吹奏楽器を演奏するときも吐き出した息によって音が鳴ります。したがって、さまざまな活動の基盤をしっかりと作るためにも、まずは呼吸機能を高めることがカギとなります。   ブレストレーニングの効果 ブレストレーニングを行うことによって心身ともにさまざまなメリットがあることが分かりました。次に、実際にブレストレーニングを行う方法についてお伝えします。 ブレストレーニングを行うことで身体にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、ブレストレーニングによる5つの効果をご紹介します。   ① 体力がアップ ブレストレーニングによって、肺や呼吸に関わる筋肉が鍛えられると、呼吸によってより多くの酸素を体内に取り込めるようになります。その結果、運動をしていても息切れしにくく、疲れにくい身体となります。呼吸機能が高まり、より長時間、より強度の高い運動を行うことができるようになると、よりいっそう全身の筋力が鍛えられます。このように、呼吸と運動の間によい循環が生まれます。   ② 免疫力がアップ 新型コロナウイルスの感染の影響で、さまざまなメディアで「免疫力を上げよう」という言葉をよく聞くようになりました。免疫とは、細菌やウイルスの侵入から身体を守る防御システムのことです。そのため、免疫力が低下すると、インフルエンザなどの感染症や風邪にかかりやすくなってしまいます。ブレストレーニングを行うことで全身の血液の流れがよくなると、免疫細胞のはたらきも活性化されるため、免疫力が高まるのです。   ③ 心が安定する...

【呼吸が浅いとどうなるの?】浅い呼吸の原因やデメリット、改善方法を紹介

【呼吸が浅いとどうなるの?】浅い呼吸の原因やデメリット、改善方法を紹介

コロナ禍による長引くマスク生活の中で、「呼吸が浅くなっているな」「口で呼吸することが多いな」と感じている方もいるのではないでしょうか。中にはマスクを使うことによる、酸欠状態からの頭痛にいつも苦しんでいる人もいるかも知れませんね。実は、呼吸は心身の健康と直結しており、浅い呼吸は身体にさまざまな影響を及ぼします。そしてその影響の多くは、体や心にとってあまり良くない影響のほうが大きいのです。 今回は、浅い呼吸になってしまう原因や、浅い呼吸のデメリット、改善方法などをお伝えします。運動していても疲れやすいと感じる方や、最近休んでも疲れが抜けにくい方などはぜひ参考にして、少し自分の呼吸を意識してみてくださいね   浅い呼吸とはどのような呼吸のことなのか 時間に追われる現代人は、仕事によるストレスや、スマホやPCを長時間使用することによる姿勢の悪化から、呼吸が浅くなりがちであるといわれています。 では、浅い呼吸とは具体的にどのような呼吸状態を指すのでしょうか。また、浅い呼吸になっていないか、自分でチェックできる方法もお伝えします。   ● 浅い呼吸がもたらす「隠れ酸欠」状態 浅い呼吸とは、身体の比較的浅いところ、つまり肩や胸だけで行なっている呼吸のことです。 よく人を後ろから見たときに、肩を上げて呼吸をしている人がいますが、この呼吸法は見た目と違ってわずかな量の空気しか吸い込むことができておらず、吸った空気をしっかり肺に届けられていない状態にあります。吸い込む空気の量が少ないと、その中にある酸素の量も少ないと言うことになります。 酸素は肺から取り込まれ、血液中の赤血球によって脳を含む体中に運搬されます。しかし、浅い呼吸を続けると、体内に取り入れることができる酸素の量が少ないため、十分な量の酸素を全身に届けることができなくなります。その結果、身体はいわゆる「酸欠状態」に陥ってしまうのです。 こうしたことから浅い呼吸は、質の悪い呼吸あるいは効率の悪い呼吸とも言い換えることもできるかもしれません。   ● 「浅い呼吸」か「深い呼吸」かをセルフチェック 自分の日頃の呼吸が「浅い呼吸」であるのか「深い呼吸」であるのか気になり始めた人も多いのではないでしょうか。ここで自分の呼吸のチェックをしてみましょう。 まずは、自分の呼吸状態を自覚することからはじめます。呼吸が浅くなっている人は、以下のような項目が当てはまります。自分の呼吸が浅くなっていないか、チェックしてみましょう。 気づくと口で呼吸をしていることがある 口やのどが乾きやすい スマホやPCで肩が前に出ている、もしくは前かがみの姿勢になることが多い 手足が冷えている 肩こりや頭痛がある 居眠りをすることがある ストレスをよく感じる 緊張する場面によく出合う 運動をはじめてもすぐ疲れる 朝起きて、すっきりしないことが多い 皆さんは思い当たる項目がいくつあったでしょうか。当てはまる項目が多ければ多いほど、日常的に浅い呼吸を行なっている可能性は高くなります。  ...

【呼吸が浅いとどうなるの?】浅い呼吸の原因やデメリット、改善方法を紹介

コロナ禍による長引くマスク生活の中で、「呼吸が浅くなっているな」「口で呼吸することが多いな」と感じている方もいるのではないでしょうか。中にはマスクを使うことによる、酸欠状態からの頭痛にいつも苦しんでいる人もいるかも知れませんね。実は、呼吸は心身の健康と直結しており、浅い呼吸は身体にさまざまな影響を及ぼします。そしてその影響の多くは、体や心にとってあまり良くない影響のほうが大きいのです。 今回は、浅い呼吸になってしまう原因や、浅い呼吸のデメリット、改善方法などをお伝えします。運動していても疲れやすいと感じる方や、最近休んでも疲れが抜けにくい方などはぜひ参考にして、少し自分の呼吸を意識してみてくださいね   浅い呼吸とはどのような呼吸のことなのか 時間に追われる現代人は、仕事によるストレスや、スマホやPCを長時間使用することによる姿勢の悪化から、呼吸が浅くなりがちであるといわれています。 では、浅い呼吸とは具体的にどのような呼吸状態を指すのでしょうか。また、浅い呼吸になっていないか、自分でチェックできる方法もお伝えします。   ● 浅い呼吸がもたらす「隠れ酸欠」状態 浅い呼吸とは、身体の比較的浅いところ、つまり肩や胸だけで行なっている呼吸のことです。 よく人を後ろから見たときに、肩を上げて呼吸をしている人がいますが、この呼吸法は見た目と違ってわずかな量の空気しか吸い込むことができておらず、吸った空気をしっかり肺に届けられていない状態にあります。吸い込む空気の量が少ないと、その中にある酸素の量も少ないと言うことになります。 酸素は肺から取り込まれ、血液中の赤血球によって脳を含む体中に運搬されます。しかし、浅い呼吸を続けると、体内に取り入れることができる酸素の量が少ないため、十分な量の酸素を全身に届けることができなくなります。その結果、身体はいわゆる「酸欠状態」に陥ってしまうのです。 こうしたことから浅い呼吸は、質の悪い呼吸あるいは効率の悪い呼吸とも言い換えることもできるかもしれません。   ● 「浅い呼吸」か「深い呼吸」かをセルフチェック 自分の日頃の呼吸が「浅い呼吸」であるのか「深い呼吸」であるのか気になり始めた人も多いのではないでしょうか。ここで自分の呼吸のチェックをしてみましょう。 まずは、自分の呼吸状態を自覚することからはじめます。呼吸が浅くなっている人は、以下のような項目が当てはまります。自分の呼吸が浅くなっていないか、チェックしてみましょう。 気づくと口で呼吸をしていることがある 口やのどが乾きやすい スマホやPCで肩が前に出ている、もしくは前かがみの姿勢になることが多い 手足が冷えている 肩こりや頭痛がある 居眠りをすることがある ストレスをよく感じる 緊張する場面によく出合う 運動をはじめてもすぐ疲れる 朝起きて、すっきりしないことが多い 皆さんは思い当たる項目がいくつあったでしょうか。当てはまる項目が多ければ多いほど、日常的に浅い呼吸を行なっている可能性は高くなります。  ...

横隔膜を鍛えよう!初心者でもできる横隔膜ダイエット法を医師が解説

横隔膜を鍛えよう!初心者でもできる横隔膜ダイエット法を医師が解説

  横隔膜は呼吸を支える大切な筋肉です。横隔膜が衰えると呼吸機能が低下し、活動性が低くなります。また、横隔膜はインナーマッスルの一つでもあるため、筋肉量が減ることで基礎代謝が低下して太りやすい体質になることも考えられます。 そこで今回は、横隔膜を鍛えるメリットと初心者でも簡単に挑戦できるエクササイズについて詳しく解説します。   横隔膜はどんな働きをしている? 横隔膜は、胸とお腹の境目となる筋肉であり、胴体をぐるりと取り囲むように肋骨の下に付着しています。呼吸に関わる筋肉…というイメージを持つ方が多いと思いますが、横隔膜には様々な働きがあります。 まずは、横隔膜の働きについて詳しく見てみましょう。   ① 呼吸のサポート 横隔膜は、呼吸によって肺が膨らんだりしぼんだりするのをサポートする働きがあります。   私たちは、空気を吸い込んで身体の中に酸素を取り入れ、息を吐いて身体の中に溜まった二酸化炭素を排出しています。その重要な機能を担うのは肺ですが、肺は息を吸うと膨らみ、息をはくとしぼむ…という流れを繰り返している臓器です。 一方、横隔膜は上下に動くことで胸の中の圧力を変えて肺の動きをサポートする働きを担います。 具体的に、横隔膜は息を吸い込むときに下側に引っ張られて胸の中の圧力を下げ、息を吐くときに上側に引っ張られて胸の圧力を上げる働きがあります。そのため、息を吸うと肺が拡げられて膨らみ、息を吐くと肺が圧力に押されてしぼむのです。 横隔膜の働きが弱くなると肺活量が低下するため、身体を動かすと息切れしやすくなります。   ② 正しい姿勢の維持 横隔膜はインナーマッスルの一つです。腹横筋、多裂筋、骨盤底筋などのインナーマッスルと共に背骨を支える働きもあります。 特に横隔膜は背骨を支える胸から下のインナーマッスルの最も上部に位置し、多くのインナーマッスルを引き上げて支える働きを担う大切な筋肉です。横隔膜が衰えると他のインナーマッスルが十分に機能できず、背骨を支える働きが低下して姿勢の悪化を引き起こします。 そして、姿勢が悪くなることで横隔膜の動きが悪くなり、さらに横隔膜が衰えていくという悪循環に陥ることも少なくありません。   ③ 内臓を支える役割 横隔膜は胸とお腹の境目となる筋肉ですが、内臓を支える働きも担っています。 横隔膜は胸の中だけでなくお腹の中の圧にも影響を与える筋肉であり、排便時などにいきむと横隔膜が下側に引っ張られることでお腹の圧は上昇。スムーズは排便が促されます。 また、横隔膜には3つの穴が開いていて、胸の中の血管と食道がその穴を通ってお腹へつながります。通常であれば穴はしっかりと閉じられていますが、横隔膜の筋力が低下すると血管や食道の間に隙間ができてしまうことに。   出典:横隔膜に注目します...

横隔膜を鍛えよう!初心者でもできる横隔膜ダイエット法を医師が解説

  横隔膜は呼吸を支える大切な筋肉です。横隔膜が衰えると呼吸機能が低下し、活動性が低くなります。また、横隔膜はインナーマッスルの一つでもあるため、筋肉量が減ることで基礎代謝が低下して太りやすい体質になることも考えられます。 そこで今回は、横隔膜を鍛えるメリットと初心者でも簡単に挑戦できるエクササイズについて詳しく解説します。   横隔膜はどんな働きをしている? 横隔膜は、胸とお腹の境目となる筋肉であり、胴体をぐるりと取り囲むように肋骨の下に付着しています。呼吸に関わる筋肉…というイメージを持つ方が多いと思いますが、横隔膜には様々な働きがあります。 まずは、横隔膜の働きについて詳しく見てみましょう。   ① 呼吸のサポート 横隔膜は、呼吸によって肺が膨らんだりしぼんだりするのをサポートする働きがあります。   私たちは、空気を吸い込んで身体の中に酸素を取り入れ、息を吐いて身体の中に溜まった二酸化炭素を排出しています。その重要な機能を担うのは肺ですが、肺は息を吸うと膨らみ、息をはくとしぼむ…という流れを繰り返している臓器です。 一方、横隔膜は上下に動くことで胸の中の圧力を変えて肺の動きをサポートする働きを担います。 具体的に、横隔膜は息を吸い込むときに下側に引っ張られて胸の中の圧力を下げ、息を吐くときに上側に引っ張られて胸の圧力を上げる働きがあります。そのため、息を吸うと肺が拡げられて膨らみ、息を吐くと肺が圧力に押されてしぼむのです。 横隔膜の働きが弱くなると肺活量が低下するため、身体を動かすと息切れしやすくなります。   ② 正しい姿勢の維持 横隔膜はインナーマッスルの一つです。腹横筋、多裂筋、骨盤底筋などのインナーマッスルと共に背骨を支える働きもあります。 特に横隔膜は背骨を支える胸から下のインナーマッスルの最も上部に位置し、多くのインナーマッスルを引き上げて支える働きを担う大切な筋肉です。横隔膜が衰えると他のインナーマッスルが十分に機能できず、背骨を支える働きが低下して姿勢の悪化を引き起こします。 そして、姿勢が悪くなることで横隔膜の動きが悪くなり、さらに横隔膜が衰えていくという悪循環に陥ることも少なくありません。   ③ 内臓を支える役割 横隔膜は胸とお腹の境目となる筋肉ですが、内臓を支える働きも担っています。 横隔膜は胸の中だけでなくお腹の中の圧にも影響を与える筋肉であり、排便時などにいきむと横隔膜が下側に引っ張られることでお腹の圧は上昇。スムーズは排便が促されます。 また、横隔膜には3つの穴が開いていて、胸の中の血管と食道がその穴を通ってお腹へつながります。通常であれば穴はしっかりと閉じられていますが、横隔膜の筋力が低下すると血管や食道の間に隙間ができてしまうことに。   出典:横隔膜に注目します...